ガリア王ジョゼフの野望を砕くため、ロマリアへの協力を決めたルイズ。しかし、最も危険な役割を担う才人を案じたルイズは、ロマリア教皇の持つ「虚無」の力を借り、才人を元の世界へと戻すことを決意する。才人が突然姿を消したことにとまどうティファニアたちだったが、ガリアを迎え撃つために国境近くの街・アクイレイアへと出発したため、うやむやになってしまう。一方、ジョゼフの命令を受け、騎士人形「ヨルムンガント」の“軍団”はロマリアを目指して出立していた−−。ルイズの運命は、才人の決断は!? 大人気の冒険ラブコメファンタジー第14巻!

「ボケが。人型が戦車に勝てるワケねえだろ。図体がでけえんだよ。無駄に高えんだよ」
「地球ナメんな。ファンタジー」


最近はやりの「死ぬ死ぬ詐欺」ならぬ「帰る帰る詐欺」と「忘れた忘れた詐欺」のツープラトンで釣りまくって結局またいつもの鞘に納まる14巻ですが、上記のサイトのセリフだけで許せてしまいます。ビバ・ツェメリットコーティング(生乾きのタミヤパテにマイナスドライバーで痕つける方法推奨)

アヌメ3期はあれだけ軌道ズレまくってるといっそすがすがしいので怖いもの見たさで特攻してしまいそう。時間の無駄だとはわかってるんだけど...それにどーせ燃え展開(それこそ上記のセリフのシチュのような)は全部カットされるんだろうな2期最終話みたいに...
「わたしは天野遠子。ご覧のとおりの“文学少女”よ」―そう名乗る不思議な少女との出会いから、二年。物語を食べちゃうくらい愛するこの“文学少女”に導かれ、心葉は様々なことを乗り越えてきた。けれど、遠子の卒業の日は迫り、そして―。突然の、“文学少女”の裏切りの言葉。愕然とする心葉を、さらに流人が翻弄する。「天野遠子は消えてしまう」「天野遠子を知ってください」―遠子に秘められた謎とは?心葉と遠子の物語の結末は!?最終編、開幕。

流人うざっ
ななせついにヤンデレ化?(マフラーのシーンで)
麻貴の具合悪いのは妊娠か??

と枝葉のほうに気をとられつつ下巻が出るまで本筋のゆくえをやきもきしながら考える日々がはじまるお。

ぶっちゃけ心葉はななせと遠子先輩のどっちと結ばれるのか、撒き散らされた伏線をたどっても予想がつかん。

キノの旅(9)

2008年6月17日 読書
空には、暖かい午後の太陽が浮かんでいました。なだらかで大きな丘を登った時、丘の向こうが見えた時、キノは驚きの声を出しました。「あれ?なんでだろう」急ブレーキをかけられて止まったエルメスも、「おや」やっぱり驚きました。そこには国がありました。広い草原に、城壁が見えました。白い城壁が、大きな円を描いていました。―キノとエルメスが辿り着いたのは、城壁が続く大きな国。そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつ、入国するための門を探して走り続ける。しかし…(『城壁の話』)他、全15話収録。

借りた本に珍しくカバーがかけられてないと思ったら、表紙の裏にもあとがきがあるのかー。どうりでPRのカードに「あとがき」ってのがあるわけだよなーこの作家さん。

話のパターンとしてはもう慣れてしまったので別段書く事はないんだけれども、ししょーの話やシズパーティのが増えてきてるので作者も色々変化をつけようとしてるみたい。つけすぎて学園キノになっちゃうのもアレだけど。クオリティ自体は保ってるので安心して読める。
8月31日。一方通行はその日、路地裏で不思議な少女と出会った。そいつは、どこかで見た顔で―。御坂美琴はその日、学生寮の前で男子生徒からデートに誘われた。そいつは超さわやかなヤツで―。上条当麻はその日、自宅で不幸な一日の始まりを感じた。なぜなら、夏休みの宿題を全くやっていないことに気づいて―。8月31日。学園都市の夏休み最終日。それぞれの物語が幕を開けた―!鎌池×灰村コンビが放つ大人気学園アクション第五弾登場。

なんか構成が変だと思ったら短編(連作短編)集だった。

とにかくもぉ一方通行さんのキャラが良すぎで、いわゆる「不良がたまに捨て猫をかわいがってたりするといい人に見える」の天プレどおりなんだけどそこに至るまでの心情がすごくよくわかるというか。1万人もアレしてりゃ...ねぇ?

あまりにもこっちの話が良すぎたので最終章の主人公VS魔術師の話が蛇足に思えてしょうがないこの頃。
学園都市から外出許可を得、家族と一緒に海へバカンスに来た上条当麻。そこで彼が見たものは、母親がインデックスで、インデックスが青髪ピアスで、神裂火織がステイルで、ステイルが海のオヤジで、御坂妹がその息子で、御坂美琴が当麻の妹で!?それは、“とある魔術”が原因だった。謎の魔術『御使堕し』が上条当麻を中心に展開したらしい―!?大人気学園アクション第四弾登場。

というわけで今巻のヒロインは青髪ピアス。

前半のネタが全てで、にじゅーじんかくの脱獄囚とか余計なネタが多かったなー、という印象。
「不幸だ…」真夏の夕暮れ。補習帰りにジュースの自動販売機に金を呑まれた上条当麻はそう呟いた。「ちょろっとー。なにやってんの、アンタ?」カツッと革靴を鳴らしながら、御坂美琴は上条に声をかけた。「お姉様?」その後、美琴に顔形そっくりの御坂妹がやってきた。三人の出会い。それが、事件の幕開けだった。一方通行と呼ばれる超能力者が起こす殺戮劇の、幕開けだった―。

とりあえず5巻まで読み進めてみた。

で、5巻をふまえた上で3巻をプレイバックしてみると、一方通行さんのセリフ一つ一つの意味が全然違って見えて、重い。

コレ最初からそのつもりで書いていたのかなー、それとも人気出たんで後付けで意味持たせたのかなー。それによって作者の力量の評価も変わってくるんだけど。今の段階だとネタバレ怖いので下手に感想とか考察をぐぐれない。
 
 
 
*それはそうとこの巻の序盤で姫神が「旧キャラは新キャラに喰われる」的な自虐を言っていたが、5巻目でも禁書目録さんが再びヒロインに返り咲く兆しすら見せないという事はつまり...
私は人殺しだから―。過去の過ちのため帝都から逃げるように転校した水里あかね。彼女を待っていたのは、南国・実予の陽光と、謎めいた美少女・小諸るいかだった。周囲の温かい歓迎に心癒されたかに見えたあかねの目の前で、不可解な爆発&転落事故が。超絶推理で犯人を解明し、陰陽の力で事件に潜む怨霊の姿を暴き出す小諸。論理と因果と美を兼ね備えた最強の陰陽師探偵登場。

わりと待っていた、まほろたんの新刊。

天帝三部作あれで終わりなのかなー、とちょっと落胆してたら世界観は共通な話だし次回予告で「天帝シリーズ最新作執筆中!」とか嬉しいアオリが躍ってるし。

ていうかヒロインのコが「あのお方」と同一人物とか!やべーあんだけ伏線バラまかれてたのに自力では気付けなかったよ...まだまだミステリ読みとして未熟。

あ、トリック関係のほうはサクッとわかったっていうか、この半年で素敵探偵はともかく禁書目録とあとなんか一個で見た気がすんぞこのネタ。
もうすぐ中学生になる天才ピッチャー、原田巧。彼の球は速すぎて捕手も捕球出来ず、野球部でも孤立。また、母親は病弱な弟を彼より優先し、家族の中でも孤立しがちだった。だが、中学入学目前の春休み、一家は弟の健康のため岡山県に引っ越し、巧は自分の球を受けることができる捕手・豪に出会う。しかし野球部に入学した巧を待ち受けていたのは、監督による徹底した管理野球と、彼の才能に嫉妬する先輩たちによるイジメだった。巧はそれらに屈せず自分を貫くこうとするが…そして、野球部の存続をかけた他校との対抗試合の日がやってくる。

NHKのドラマ版は1話時点でキャスティング・演技とも「だめだこりゃ」と切ったのでどうなったかは知りませんが、比較検証のために映画版も借りて見てみました。

評判いいのは知っていましたが、みな原作のイメージに近い上演技力も高い子ばっかりで納得。

原作は正直、さわやかそうなイメージとは裏腹に重苦しくて陰鬱でしかも801くさいんですがw 映画版はそーいう要素をバッサリやっちゃってスッキリさわやかに。
例えば主役の巧は原作ではもーいい加減にしろってくらいムスっでピリピリで刺々しいんですが、映画だと豪との最初のキャッチボールでもうデレる。笑顔なんか見せちゃう。全般的に厳しい顔してるよりニコニコしてるシーンのが多いくらい(?)ツンデレ好き的にはどうだか知りませんが、感情移入度は断然映画版のが上。

なんかこう、製作者陣から「オマエ本当はこういう『バッテリー』が見たかったんだろ?んん?」とか突きつけられたような気がしましたが「あーそうだよ悪いかよ!」と返したいようなそんな作品。
なるほど、主人公を記憶喪失にすることでこーいうギミックができるようになるわけね...とちょっと感心する2巻。
1巻で登場したレギュラーっぽいキャラが3名ほど、影も形も無いけど貸主によると「そういうモノ」らしい。そうか。

しかしラストバトルのアレはてっきり「はいはいどーせ幻術幻術」とタカを括っていたらマジでソレだったのでびびった。挿絵こえー。

キノの旅(5)

2008年6月7日 読書
そう―。この世界は美しく、そして輝いている。ボクの心を落ち着かせ、なごませてくれる。辛いことを忘れさせてくれる。それが、ボクの心がおかしくて、狂っていて、壊れていることの証明だとしても…。それでもボクは、そう思えることを幸せに思う。思える今を大切に思う。さあ―。ボクはこれからもこれを見続けよう。ボク以外の世界中の人が、これを美しくないと吐き捨てても。そう思うことが、これ以上ないほどの間違いだとしても。ボクが、これを美しいと思うかぎり。人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。短編連作の形で綴られる、大人気新感覚ノベル第5弾。

先日最寄の蔦屋に行った折、ふと「キノの旅」のDVDを探してみたのだが、無い。

まぁそんなもんだろう、と思いつつブラブラと「ディズニー」「キッズ」「ファミリー」の棚を巡回していたら...

「世界名作劇場」の棚に、そいつはいた。

まぁタイトルとか絵の雰囲気でそう錯誤するのはわからなくもないが、赤毛のアンとかハイジとかとは明らかに作風が違うだろう...見ろよ担当者...
 
 
 
*そんなキノも5巻目まで到達。

1〜2巻のうちは「電撃にしては斬新?」と思った作風も5巻目ともなるとちょっとパターンかも。とか思ってるところに「英雄達の国」で大ジェノサイドですよ。いつもの電撃風味に戻っただけといえなくもないけど。

噂によると「電撃学園RPG(仮)」なるアクションRPGがDSで出るそうで、となるとキノも確定かなー(ただし学園キノのほうで)
「零崎一賊」——それは“殺し名”の第3位に列せられる殺人鬼の一賊。“少女趣味(ボトルキープ)”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始まる!新青春エンタの最前線がここにある!

悪くない。−いや、いい!

人間シリーズ第3弾。今回も面白かった。
最近ラノベ脳に犯されてるだけに(感想は書いてないが山ほど読まされている)西尾維新の戯言シリーズにおける会話レベルの高さを身に染みて感じるこのごろ。あと二つ名を4文字で付けることのセンスセンスにかけては右に出るものは無いな、エターナルフォースブリザード的に。

そんなわけで、なぜか西尾のスゴさを思い知らされることになった1冊。化物語アニメは絶対見よう。
自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきた―と。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れて―!期待の新人が贈る学園アクションストーリー登場!

珍しくP君にリクエストして借りてみたり。なんか秋ぐらいにアニメ化するとか聞いたもんでね。

ラノベによくある魔法バトルものなんだけど、科学(超能力)と魔法をシステマチカルに扱うところがわりとツボ。続刊でそのあたりをもっと掘り下げてくれると嬉しいな。

主人公の能力は、古くはオーラバから新しくは神楽坂アスナまでわりとポピュラーなアレだな。ていうかちょっと気になって調べたら、オーラバまだ完結してなかったのか...
「あー…」運転手が口を開いた。力のない声だった。「何さ?キノ」モトラドが聞いた。キノと呼ばれた運転手は、ポツリと「お腹すいたな」「だったら、止まって休む!空腹で倒れられたら―」モトラドの訴えを「はいはい。何回も聞いたよ、エルメス」キノは流す。エルメスと呼ばれたモトラドは「分かっててやってるんだから」呆れ声で答えた。「そもそも、あの国が滅んでいたのがいけない」カーブを抜けながら、キノが言った。―お腹をすかせたキノとエルメスが辿り着いた場所には、盆地の中央を埋め尽くすように、数百人の難民が集まっていた…(『愛のある話』)他、黒星紅白が描くイラストノベルも含め全8話収録。


「店長、『学園キノ』読んでくださいお薦めです」
「番外編薦める前に本編よこしやがれですよ今畜生」
「そんなもの読まなくても大丈夫であらせられますですよ」
「俺の本読みのポリシーに反するんですますよ」
「基本短編集で時系列もバラバラなお話ですから1巻と2巻だけ読んでおけばノープロブレムですよ」
 
 
 
と言われて1巻と2巻のあとになぜか飛んで8巻を読まされるハメになった。読めばわかるのだが、学園キノ2巻のレギュラーな茶子の元キャラ・ティーが初登場するのがこの8巻なので外せなかったらしい。だから俺は途中飛ばして読むのはポリシーに反するとあれほど...

内容的には、件のティー初登場話「船の国」が「エピローグ」という位置づけでありながら本の1/2を占めるボリュームだったりとか、あいかわらず人を喰ってるなーとか思ったり。この話の印象が良くも悪くも強いので「あー5巻も飛ばすと作風が変わるなー」と思ったが後々反芻してみるとショートエピソードのほうはこれまでのテイストだった気もする。

ていうか途中の巻を(ry
砂と岩の砂漠の真ん中で、キノは空を見上げていた。晴れている。頭を下げて、石造りの口を開ける井戸を見た。涸れている。「だから言ったとおりだよ。最初からこれじゃあ旅なんて無理だよ。キノ。旅人に一番必要なのは、決断力だよ。それは新人でも、熟練の旅人でも同じ。違う?」「いいや、エルメス。それはきっと運だよ。旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの。運さ」人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。

フフ、キノはまだ10冊ぐらいあるんだよね〜。未踏峰を見つけた登山家ってこーいう気分なんだろうか。まぁさすがに休日中に読破は無理だろうケド。
 
 
 
*2巻のお話ではまず「自由報道の国」が。登場する新聞のうち前者のモデルはいわずもがなだと思われますが、作中ではだからといって後者の新聞が正しいとも限らない、と表現していてまさしく「嘘を嘘と(ry」って訓話に。

あとは「優しい国」が。うーん、いい話なんだけどこーいうシチュでこーいう選択しちゃうのが理解できないって言うか、童話ナイズされた登場人物なんだから仕方ないのだけれども。その辺の思考パターンにまだ慣れてなかったから、タイトルからオチを色々想像しながら読んだ(主に悪意のある系)のに悉く外した悔しさも多少はあるけど。
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。「キノはどうして旅を続けているの?」「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」短編連作の形で綴られる新感覚ノベルが電撃文庫に登場!

言わずと知れた超有名ラノベで、今まで読んでないのが不思議だったくらいなんだけど(あ、いつのまにかラノベを読まないことが不思議になってらw)アニメやってたときに偶然一度だけ見て、「なんだよくある美少女ガンアクションか」と一蹴したからなんだよなー。ちなみに今回読んで「コロシアム」の後半だったと判明。この話だけちょっと浮いてるし仕方ないか。

このお話は連作短編の形を取っていて、内容は寓話的。というかブラック。筒井センセのショートショートのような。ちょっと鼻につくかな?と感じないでもなかったけど、ウヨでもサヨでもない(あるいはどちらでもある)エスプリっぷりはちょっと好きになった。とりあえず一番好きなキャラは「コロシアム」に登場した若い夫婦の奥さん(えー
なんだかんだと文句を言いつつ4巻まで読み進めていたり。
貸してくれたP君への義理もあるけど、会話文のノリツッコミとかはそんなに悪くないし。

でも、やっぱり設定にそぐわないキャラ描写がまだまだ気になる木になるキー。
 
 
 
*どうでもいいが、店に置いてあったラノベ10冊前後鷲掴みにして持って帰ったらコレの5巻だけスッポリ抜けてた。次で最終巻だってのに休み明け待ちかぁ...って待ち焦がれるほどじゃないけど。
未体験の面白さ。大人気“ソウルドロップ”シリーズ。信じなければ、道は開けないんだ―――。大切な妹を守るため、男は苦難の逃避行にそれはまるで“謎の怪盗(ペイパーカット)”に誘われるようで―――。位相幾何学(トポロジー)に名を由来する不思議な造形「トポロス」。新進工芸家・波多野ステラのオブジェを写した電子写真に、「生命と同等の価値のあるものを盗む」の文字が浮上した。謎の怪盗“ペイパーカット”の予告状と同じ文章!? サーカム保険の調査員伊佐俊一は、トポロス展担当の損保マン諸三谷が標的と危惧する。しかし彼はステラの双子の姉イーミア不審死事件の容疑者になっていた。病床の妹に会うため留置場を脱出した諸三谷が遭遇する厄介な出来事……。やがて明らかになるイーミアの死の真相、トポロスの秘密とは?

10〜11日は、直ったネット環境とそれに伴う4日分のメール・通販処理でおおわらわ。発送が無いだけマシだけど休み明けの水曜日にまとめて襲ってくると思うとユーウツだね全く。

*まぁそんな仕事はいっとき忘れて、溜まっていた積ん読を解消するいい機会なのでがんばってみた。

*こっちは図書館本。早く沈黙ピラミッド入れてよ〜と願いつつ。
このシリーズはどーにもアメヤさんの行動原理が読めんので意味不明なところがあんまり。
地上15メートルに掲げられた他殺死体!!
不可解極まる事件の意外な真相とは!?

「あんな高いところに、どうやって死体を上げたのでしょう?」
有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内で発見された他殺死体は、奇妙なことに、地上約15メートルのポールの上に掲げられていた。被害者は、前夜ファンと牧村の会食中に消えたマネージャーだった。事件関係者の調査依頼を受けた《探偵》鷹知祐一郎は、複雑に絡み合う人間関係の糸を解きほぐし、犯人の意図と事件の意外な真相に迫る。ますます好調Xシリーズ第3弾!!

久しぶりにミステリらしい事件の起こるXシリーズ。
トリックそのものが容易に予想がつくものであることはもとより、解決後のゴタゴタというかモヤモヤも含めて「ああ、ちょっと最盛期の森ミステリっぽさが戻ったかなー?」と思わせる。

でも「幻惑の死と使徒」のキャラや萌絵・保呂草なんかに助けられてのソレって気は依然するしなぁ。
スタンプデッド/はむぱね
「あなたを、殺させてください。」昇神彗は、街中でそんなことを言われた。それもかなり可愛い少女に。笑顔で。断る彗に自称「死神見習い」の少女・円花はしつこく食い下がり、ついにはなぜか空腹で倒れ…。若き才能、はむばねが綴る、騒がしくて温かい、極上のエンターテインメント物語―。第1回スクウェア・エニックス小説大賞入選受賞作。

これまでP君がセレクトして読ませてくれたラノベって上の部類だったんだなぁ...と思わずにはいられないというか。
「主人公をはじめ主要登場人物がみな天才設定」「おまけに全員戦闘能力最強設定」「でもなぜか皆おバカ」「戦闘描写も最強設定な割に...」と、俺が今までラノベに抱いてたイメージどおりというか。

会話文のノリツッコミだけで押し切るしかないか...
暖かい春の日差しのなか出掛けた桑原崇と奈々、沙織の棚旗姉妹のお花見は、いつしか日本三大怨霊として畏怖され続ける平将門の名所行脚へと一転。『神田明神』『将門首塚』からはじまり、茨城県そして成田山までを巡りながら、崇によって少しずつ解き明かされていく歴史の謎。『繋馬』の家紋が示唆する驚愕の真実とは。
あいかわらずこの作者は何でもかんでもタタラに結びつけるなwまるで某学者が何でもかんでもプラズマに結び付けて説明したようなデジャヴ。

まぁ本小説の趣旨は「将門公は怨霊などではない、それは騙りである」というもので、まぁそっちはなんとなく納得。魔界へのゲート開いてくれたり強い武具くれたりニュートラルの象徴だったりするしなっ!

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