ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石
2010年3月7日 読書
才人の元に戻ってきたルイズは、才人に素直な気持ちを告げる。「会えないときは、いっつもあなたのことばかり考えてるの」それは、たくさん考えた末に、それでも才人と一緒にいたいと願う言葉だった。二人は初めてはっきりと気持ちを通わせあい、幸せにひたる。同時に、ルイズはハルケギニアを救うため、ロマリアの野望を止めることを決意した。二人はアンリエッタたちと協力し、まずはタバサを救い出して、再び王座にすえようと動き始めるのだが…。とどまるところを知らない無敵のラブコメファンタジー、ラブ分多め、ドラマチック増量でお届けする待望の18巻。
あれだけヒデェーことやってきたヴィットーリオらの目的が明らかになるけど凄くあっさり和解しちゃうとことか、
ガリア王家とタバサ関連のゴタゴタをタバサのセリフだけで流して直接の描写が無かったりとか、
元素の兄弟出番なしでデルフリンガーが死んだ意味って...?なトコとか、
明らかにペース配分がデタラメで巻きに入って新展開!な気がするんだけど、どーでもいー感情のすれちがいによるグダグダが今後は無くなりそうなのでなにより。
まぁ、そんな不満点やらは冒頭の噴水のシーンがニヤニヤすぎて正直どーでもいーんですけどねw
あれだけヒデェーことやってきたヴィットーリオらの目的が明らかになるけど凄くあっさり和解しちゃうとことか、
ガリア王家とタバサ関連のゴタゴタをタバサのセリフだけで流して直接の描写が無かったりとか、
元素の兄弟出番なしでデルフリンガーが死んだ意味って...?なトコとか、
明らかにペース配分がデタラメで巻きに入って新展開!な気がするんだけど、どーでもいー感情のすれちがいによるグダグダが今後は無くなりそうなのでなにより。
まぁ、そんな不満点やらは冒頭の噴水のシーンがニヤニヤすぎて正直どーでもいーんですけどねw
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バカとテストと召喚獣7
2010年3月5日 読書
これまで数々の恥辱(←自業自得)に耐えてきた明久とFクラスの面々。しかし、そんな彼らも遂に爆発!?新学期早々の抜き打ち持ち物検査で聖典を没収され復讐に燃える修羅たちは、体育祭の一競技、生徒vs教師交流野球で教師陣に直接恨みを晴らさんと誓うのだが…。なんと競技は戦友を賭けた召喚獣野球に発展!パトス溢れる球宴の果てに明久たちを待つのは勝利か敗北か?「このままだったらお前も死ぬぞ!」(by獲物先輩)熱闘激闘剛速球で贈る第7巻。
安定して面白い。
一番笑えたシーンは「ピッチャー姫路さん」のトコでマジで腹痛かった。しかし姫路さんはどんどんヨゴレになってくな...
そして一番の見所は秀吉の嫉妬...アレは「秀吉がムッツリーニに嫉妬した」という解釈でいいんだよな!?まぁ嫉妬の対象が明久なのか、それともムッツリーニのかわいさなのかが問題なんだが。
しかしムッツリーニは序盤はこんな「女装似合う」系のキャラじゃなかったはずなんだが...あとがきにもあったけど腐女子コワイ。
安定して面白い。
一番笑えたシーンは「ピッチャー姫路さん」のトコでマジで腹痛かった。しかし姫路さんはどんどんヨゴレになってくな...
そして一番の見所は秀吉の嫉妬...アレは「秀吉がムッツリーニに嫉妬した」という解釈でいいんだよな!?まぁ嫉妬の対象が明久なのか、それともムッツリーニのかわいさなのかが問題なんだが。
しかしムッツリーニは序盤はこんな「女装似合う」系のキャラじゃなかったはずなんだが...あとがきにもあったけど腐女子コワイ。
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ネットカフェ在住の元警視庁警視・根深陽義、就職浪人・窓居証子、人気小説家・窓居京樹が京都で発生した殺人事件の謎に挑む。「戯言シリーズ」「化物語」で人気沸騰中の西尾維新が放つ、怪心の新・スイリ(推理)小説。
第一印象は「ああ、西尾もハードカバー書かせてもらえるぐらいになったんだな・・・」という感慨。
序盤は証子が就職難民になるまでの話で、面白いんだけど笑えない。身につまされすぎて。
で、登場人物が揃って事件が起きて...で例によって西尾的会話の応酬が始まるんだけど、これが過去最大級につまらん。一般向けに抑えたためか他の作品で見られるようなマニアックな(ヲタ的な)話題が出てこないせいか、軽快さやキレが無くてただダラダラとした印章。
トリック面は、あんま今の西尾維新に期待するのもナンだけどいくら何でも使い古されすぎ。
結論:短編で充分な話をいつもより数段劣る無駄な会話で引き伸ばしただけの駄作
第一印象は「ああ、西尾もハードカバー書かせてもらえるぐらいになったんだな・・・」という感慨。
序盤は証子が就職難民になるまでの話で、面白いんだけど笑えない。身につまされすぎて。
で、登場人物が揃って事件が起きて...で例によって西尾的会話の応酬が始まるんだけど、これが過去最大級につまらん。一般向けに抑えたためか他の作品で見られるようなマニアックな(ヲタ的な)話題が出てこないせいか、軽快さやキレが無くてただダラダラとした印章。
トリック面は、あんま今の西尾維新に期待するのもナンだけどいくら何でも使い古されすぎ。
結論:短編で充分な話をいつもより数段劣る無駄な会話で引き伸ばしただけの駄作
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探偵小説のためのインヴェンション 「金剋木」
2010年3月2日 読書
あかねたちが迷い込んだ樹海の廃校―そこには月光のような兄妹たちが住んでいた。彼らを呪う伝染病とは?彼女らを嬲る諚とは?被害者の侵入をも拒む密室で、杭打たれた少女は永遠の眠りに沈み、血の饗宴は続く!ごめんコモ…あたし…穢されちゃった…。最期の口吻まで、あとちょっと…。
あらかじめSF的な要素をルールとして開示しておき、それを踏まえたうえでの推理を行うという西澤保彦チックに仕上がった一品。西澤保彦で通じなければ、逆転裁判3の「霊媒が実際に『ある』ことを前提として進められる推理」で。
途中でルールが項目に記されてわかりやすくはあるんだけど、「人間」と「吸血鬼」はともかく「半吸血鬼」のできること・できないことがファジィで(我慢したらできなくはない、とか)厳密さがちょっと。項目に記されなかった弱点については、伏線がかなりあからさまなのでいいけど。比べちゃうのもなんだけどその辺は西澤氏に一日の長があったように思う。
ミステリ的には古野まほろ標準で、あいかわらず作風にそぐわない本格度の高さw
今回は妄想もカルタもラストの人外大魔境も無かったので純粋に推理っぽい小説だったけど、それはそれで物足りなかったりもする。
あらかじめSF的な要素をルールとして開示しておき、それを踏まえたうえでの推理を行うという西澤保彦チックに仕上がった一品。西澤保彦で通じなければ、逆転裁判3の「霊媒が実際に『ある』ことを前提として進められる推理」で。
途中でルールが項目に記されてわかりやすくはあるんだけど、「人間」と「吸血鬼」はともかく「半吸血鬼」のできること・できないことがファジィで(我慢したらできなくはない、とか)厳密さがちょっと。項目に記されなかった弱点については、伏線がかなりあからさまなのでいいけど。比べちゃうのもなんだけどその辺は西澤氏に一日の長があったように思う。
ミステリ的には古野まほろ標準で、あいかわらず作風にそぐわない本格度の高さw
今回は妄想もカルタもラストの人外大魔境も無かったので純粋に推理っぽい小説だったけど、それはそれで物足りなかったりもする。
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剣の女王と烙印の仔〈4〉
2010年2月22日 読書
プリンキノポリ奪回戦で勝利を収めた銀卵騎士団。戦勝祝典をひかえ、ミネルヴァはクリスを街へと連れ出した。いつもとは違う可愛らしい服に着替えたのに、気がつかないクリスにやきもき。まるでデートのような時間を過ごす二人はどこかぎこちない。そんな時間を楽しむ二人は仲間であるジルベルトを見かけ息をのむ。彼の胸で黒く光る薔薇の紋章は、敵対する聖王国軍の警察部隊「黒薔薇騎士団」のあかし。ショックを受け帰城した二人にフランチェスカはクリスの烙印の力を利用した危険で恐ろしい作戦を打ち明ける―!さまざまな想いと絆を描いた本格ファンタジー第4弾。
前回のときといい今回のといい、ヴェスターラントみたいな事にならなきゃいいな...と願いつつもなるんだろうな、きっと。
話のテーマとか展開的に重苦しくてやるせなく、最後ジルさん戻ってきても(口絵バレだったがあのイラストだとクリス殺りに戻ったようにしか見えないんでヒヤヒヤしたw)まだちぃーと蟠り残ってるような。
前回のときといい今回のといい、ヴェスターラントみたいな事にならなきゃいいな...と願いつつもなるんだろうな、きっと。
話のテーマとか展開的に重苦しくてやるせなく、最後ジルさん戻ってきても(口絵バレだったがあのイラストだとクリス殺りに戻ったようにしか見えないんでヒヤヒヤしたw)まだちぃーと蟠り残ってるような。
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機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン
2010年2月16日 読書
虜囚となったバナージを乗せた戦艦「ラー・カイラム」が寄港したトリントン基地に積年の妄執を決死の志へと変えたジオン残党軍が襲いかかる。混乱の中、ブライト艦長の言葉を胸に再び「ユニコーン」に乗り込んだバナージは、目の前で再び連れ去られたミネバを奪還するため、ついに大空へと飛翔する!黒き「ユニコーン」との対決が待つ高高度の戦場で、バナージがつかんだものとは―!?ガンダムサーガ最新作。激情天駆ける第7巻。
セコハンのMSと歴戦のテクニックで上位機種のMS相手に勝つ!というシチュは燃える。燃えるんだがそれも黒い最新鋭機によって蹂躙されるorz 結局はかませか...
ガルダ上でのユニコーン同士のバトルは普通に良かった。でもガルダ脆すぎ。
あと過去作品の引用が興ざめの域になってきた...
セコハンのMSと歴戦のテクニックで上位機種のMS相手に勝つ!というシチュは燃える。燃えるんだがそれも黒い最新鋭機によって蹂躙されるorz 結局はかませか...
ガルダ上でのユニコーン同士のバトルは普通に良かった。でもガルダ脆すぎ。
あと過去作品の引用が興ざめの域になってきた...
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さよならピアノソナタ―encore pieces
2010年2月15日 読書
とあるピアノソナタに秘められた真実がナオと真冬を結びつける「Sonate pour deux」。フェケテリコに新しく加わったサポートメンバーと千晶の交流を描く「翼に名前がないなら」。治療のため渡米した真冬とナオの間を行き来するユーリ―本編4巻の空白の時間を埋める「ステレオフォニックの恋」。神楽坂のトレードマーク、黒のレスポールにまつわる過去のバンドの逸話、「最後のインタビュー」。さらに哲朗を描いた掌編「だれも寝てはならぬ」の5編を収録。恋と革命と音楽が織りなす物語、珠玉のアンコール・ピース集。
なんかこう、すごく音楽をやってる人たちが羨ましくなってしまう話ばかりの5編。
ナオの「(結婚することは)はっきりいって、めんどくさい」はオイオイwと思いつつ深く共感してしまった。挨拶周りとか事務的な手続きあれやこれやとか実に面倒くさそうだ(想像
なんかこう、すごく音楽をやってる人たちが羨ましくなってしまう話ばかりの5編。
ナオの「(結婚することは)はっきりいって、めんどくさい」はオイオイwと思いつつ深く共感してしまった。挨拶周りとか事務的な手続きあれやこれやとか実に面倒くさそうだ(想像
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ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス
2010年2月11日 読書
禁断のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』から現実世界に戻ってきたキリト。彼は攻略パートナーであり、想い人でもあるアスナのもとに向かう。しかし、結城明日奈は、あの悪夢のゲームからまだ帰還していなかった。困惑と絶望に包まれるキリト。唯一の手がかりは、鳥篭の中で佇む“妖精姿”のアスナという謎の画像データのみ。どうやら彼女は、高スペックVRMMO“アルヴヘイム・オンライン”というゲーム内に囚われているらしい。キリトはアスナを救うため、飛翔する妖精プレイヤーたちが交錯する“ALO”に飛び込んでいく…!!WEB上でも屈指の人気を誇った『フェアリィ・ダンス』編、スタート。
2巻は時間軸的に過去の話なので1巻の続きをどう書くのか?と思ってたらこうきた。なんというジャンプ的引き伸ばし。
でも新しいVRMMOの描写が秀逸で、「これやってみてぇ~」になる。その辺作者の筆力は素直に凄いなと思う。
主人公がチート能力持ちな上に人格的にも悟りを啓いてる状態なので辺にイライラムカムカすることなく読めたのも好印象だった。
2巻は時間軸的に過去の話なので1巻の続きをどう書くのか?と思ってたらこうきた。なんというジャンプ的引き伸ばし。
でも新しいVRMMOの描写が秀逸で、「これやってみてぇ~」になる。その辺作者の筆力は素直に凄いなと思う。
主人公がチート能力持ちな上に人格的にも悟りを啓いてる状態なので辺にイライラムカムカすることなく読めたのも好印象だった。
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とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉
2010年2月2日 読書
学園都市の暗部で起きる事件を処理する『グループ』。最強の超能力者(レベル5)・一方通行(アクセラレータ)、魔術師でもあり能力者でもある土御門元春らで構成されたそのチームは、謎のキーワード『ドラゴン』について探っていた。それが、いまの“クソったれ”な現状を打破する唯一の手がかりであると信じて。一方、上層部に無断で行っていたその活動を煩わしく思う者がいた。その人物は、学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。彼の強大な勢力が、『グループ』に牙をむく。同じ時。元『アイテム』構成員の浜面と絹旗は、滝壺の見舞いにやってきていた。そこで突然巻き起こる、浜面の「バニーガール超好き疑惑」。どん引きする絹旗と滝壺を他所に、浜面は決死の釈明をするが。15巻、SSシリーズに続き描かれる、『学園都市の暗部』編登場。
一通さんの言う「悪」は全然悪じゃねーよ!と思っていたけど、作中でちゃんと第三者がそういう評価を下していてちょっと安心した。
ハマちゃんは正直そんな引っ張るようなキャラでもないような気がするんだけど、次の巻で上条さんを含めた3人が一同に会するみたいなんでそれは凄い楽しみ。
第2位&第4位の人は何故生きてるかなぁ...死なせてやれよ...と思ったけどLV6に至るためにはLV5連中全員がどのような形であれ生きている必要があるのか?
まぁ一番の見所はグループのロリコン×3VSショタコンなシーンだったんですが。
一通さんの言う「悪」は全然悪じゃねーよ!と思っていたけど、作中でちゃんと第三者がそういう評価を下していてちょっと安心した。
ハマちゃんは正直そんな引っ張るようなキャラでもないような気がするんだけど、次の巻で上条さんを含めた3人が一同に会するみたいなんでそれは凄い楽しみ。
第2位&第4位の人は何故生きてるかなぁ...死なせてやれよ...と思ったけどLV6に至るためにはLV5連中全員がどのような形であれ生きている必要があるのか?
まぁ一番の見所はグループのロリコン×3VSショタコンなシーンだったんですが。
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DVD付特装版”文学少女”見習いの、傷心。
2010年1月29日 読書
≪2010年劇場版アニメ化!で話題沸騰中!!≫
“文学少女”シリーズ最新刊『"文学少女"見習いの、傷心。』に、DVD付特装版が登場!
文学少女"×Production I.Gで贈る初映像が見られます!
~特装版内容~
★特装版オリジナル描き下ろしカバー付!
『"文学少女"見習いの、傷心。』
心葉に「君が嫌いだ」と言われてしまった菜乃。その日以来、心葉は本心を見せず、取り
繕った笑みで菜乃に接するようになってしまう。そんな心葉に対し、菜乃はあることを
申し出るが……。文学初心者の少女が、学び、成長しながら、人の心の闇と光を見つめて
いく――もうひとつの“文学少女”の物語、第2弾!
付録DVD
オリジナルアニメーション『"文学少女"の今日のおやつ ~はつ恋~』(10分)
スペシャルコンテンツ『劇場版"文学少女"プロモーションビデオ』
(アニメーション制作:Production I.G)
惰性で続いててダラダラ読んでいたけど、今巻は筋立てとか謎解き要素とか本編並のクォリティで迫ってきて驚いた。これならもっと続いても文句ねーやってぐらい。
部長と烏丸さんの関係性とかはすぐわかるんだけど、「彼」の登場はクライマックスシーンまでまったく読めなくて凄く驚いた&悔しかった。
菜乃も1巻ではすげーうぜーとしか思わなかったけど、揃いも揃ってメンヘラばかりの登場人物の中にあって唯一の健全な子なのでひときわ輝いて見えた。「変態」とか「ゲシュタルト」とか何気に面白いし。
で。
例によってラスト1ページで引き逃げかよ...どーせ芝居だろうとは思いつつ気にはなる。
*付属のアニメは、竹岡さんの絵(いわさきちひろ的淡い色彩)をセルアニメで再現しろってもどだい無理なのであんなもんか。
だがしかしななせ、おめーはダメだ。ていうか誰だあのヤンキーはorz
“文学少女”シリーズ最新刊『"文学少女"見習いの、傷心。』に、DVD付特装版が登場!
文学少女"×Production I.Gで贈る初映像が見られます!
~特装版内容~
★特装版オリジナル描き下ろしカバー付!
『"文学少女"見習いの、傷心。』
心葉に「君が嫌いだ」と言われてしまった菜乃。その日以来、心葉は本心を見せず、取り
繕った笑みで菜乃に接するようになってしまう。そんな心葉に対し、菜乃はあることを
申し出るが……。文学初心者の少女が、学び、成長しながら、人の心の闇と光を見つめて
いく――もうひとつの“文学少女”の物語、第2弾!
付録DVD
オリジナルアニメーション『"文学少女"の今日のおやつ ~はつ恋~』(10分)
スペシャルコンテンツ『劇場版"文学少女"プロモーションビデオ』
(アニメーション制作:Production I.G)
惰性で続いててダラダラ読んでいたけど、今巻は筋立てとか謎解き要素とか本編並のクォリティで迫ってきて驚いた。これならもっと続いても文句ねーやってぐらい。
部長と烏丸さんの関係性とかはすぐわかるんだけど、「彼」の登場はクライマックスシーンまでまったく読めなくて凄く驚いた&悔しかった。
菜乃も1巻ではすげーうぜーとしか思わなかったけど、揃いも揃ってメンヘラばかりの登場人物の中にあって唯一の健全な子なのでひときわ輝いて見えた。「変態」とか「ゲシュタルト」とか何気に面白いし。
で。
例によってラスト1ページで引き逃げかよ...どーせ芝居だろうとは思いつつ気にはなる。
*付属のアニメは、竹岡さんの絵(いわさきちひろ的淡い色彩)をセルアニメで再現しろってもどだい無理なのであんなもんか。
だがしかしななせ、おめーはダメだ。ていうか誰だあのヤンキーはorz
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ボクのセカイをまもるヒトex (電撃文庫)
2010年1月17日 読書
突然、ごく普通の高校生(を自認している)朝凪巽のもとに現れたのは、2人の美少女。1人は自称“朝凪巽の妹”にして実は人型兵器―猫子で、もう1人は自称“朝凪巽の守護者”にして実は妖精―綾羽である。2人は巽の護衛のために、巽にぴったりと寄り添って離れず、おかげで巽の日常も非日常的領域に片足を突っ込みはじめ…。巽の側にいる権利をめぐる綾羽と自称“朝凪巽の親友”石丸文一郎との決闘、楽しいプール開き、ドキドキ調理実習等々、超人気シリーズの非日常な日常をサービスシーン満載でお届け。
なんてゆーか地の文が果てしなくくどくてウザくなってきたわー。
挿絵は無駄にエロくて俺によし。
なんてゆーか地の文が果てしなくくどくてウザくなってきたわー。
挿絵は無駄にエロくて俺によし。
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高校2年生・鯉登あかりが自宅で殺害された。おかしなことに彼女の遺体のすぐ脇に、巡回中の明瀬巡査の遺体があった。その5日前、辺見祐輔の後輩・曾根崎が女性を襲ったものの、反撃され死亡するという事件があり…。
トリック自体はアレなんだけど、ロジックのこねくり方が例によって秀逸なので終盤までソレに気付かされないという。
「あれ?インターネットなら一発でねーの?」とか「なぜにケータイでなくポケベル??」という場面があったけど、あとがき読んで思い出したがこれ時代設定が1990年前後なんだった。だからあのトリックなのか。
*そんなミステリ的なことはともかく、前作「依存」から実に9年ぶりのタック&タカチシリーズ(短編集は2冊出てたけど)で実に感慨深いんですよ。9年かぁ...もうそんな昔なのかぁ。「依存」は衝撃的だったしなぁ。
前作の事件の後遺症から主人公はお話の後半になってようやく立ち直る第一歩を踏みしめるんだけど、読んでるこっちは「あああのショックから立ち直るのに9年かかったんだなー」とか妙に補正されてしまう。作中では1ヶ月ぐらいしか経ってないのにw
トリック自体はアレなんだけど、ロジックのこねくり方が例によって秀逸なので終盤までソレに気付かされないという。
「あれ?インターネットなら一発でねーの?」とか「なぜにケータイでなくポケベル??」という場面があったけど、あとがき読んで思い出したがこれ時代設定が1990年前後なんだった。だからあのトリックなのか。
*そんなミステリ的なことはともかく、前作「依存」から実に9年ぶりのタック&タカチシリーズ(短編集は2冊出てたけど)で実に感慨深いんですよ。9年かぁ...もうそんな昔なのかぁ。「依存」は衝撃的だったしなぁ。
前作の事件の後遺症から主人公はお話の後半になってようやく立ち直る第一歩を踏みしめるんだけど、読んでるこっちは「あああのショックから立ち直るのに9年かかったんだなー」とか妙に補正されてしまう。作中では1ヶ月ぐらいしか経ってないのにw
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈5〉欲望の主柱は絆
2010年1月13日 読書
閉じこめられた(継続中)。まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。わはは。…さて、それはさておき。依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時…ついに伏見の姿まで消えた。いよいよ、華の全滅に向かって一直線、なのかなぁ。うーむ、まーちゃんが恋しいこの頃である。
とりあえずミステリとして読むモンじゃないな、とは思った。各章タイトルはニヤリとさせられるんだけど。
でも「下巻の半ばで犯人や動機は全て解明」されるけど、クローズドサークルからは依然脱出できず犯人もそのままウロウロなのはちょい斬新。むしろそっからが本番、なノリ。
しっかし、茜のあべこべ言語はミステリ的に何かの大きな伏線かと思ったらそんなことはなかったぜ。
とりあえずミステリとして読むモンじゃないな、とは思った。各章タイトルはニヤリとさせられるんだけど。
でも「下巻の半ばで犯人や動機は全て解明」されるけど、クローズドサークルからは依然脱出できず犯人もそのままウロウロなのはちょい斬新。むしろそっからが本番、なノリ。
しっかし、茜のあべこべ言語はミステリ的に何かの大きな伏線かと思ったらそんなことはなかったぜ。
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈4〉絆の支柱は欲望
2010年1月12日 読書
三月三十一日。マユが破綻した。四月一日。僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。つまり元我が家だ。今では、そこは『大江家』の所有物となっていた。元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。窓には鉄格子がはめ込まれた、歪な洋館的風貌。屋内では、家人による鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。僕はすべてを受け入れ、屋敷を探索する。求めるものは、マユがまーちゃんに戻るための何か。しかし事態は混迷を極め始める。切られた電話線、水没する携帯電話、大江一家と共に閉じ込められる僕ら…ら?そうだ伏見、なんでついてきたんだよ。クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。…さて僕は。みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。
ラスト数ページでどうまとめるのかな?とページを手繰っていったら<次巻に続く>かよっ!このタイトルじゃ上下巻ってわかるかっ!
というわけで5巻もまとめて一気読み。
カラーページ登場人物イラストの茜がひどい。挿絵や本文中じゃ無邪気で天真爛漫なのに、あれじゃどー見ても「シンレデラのイジワルな義姉」的デザイン。おかげで初登場時の描写で茜と桃花の描写を逆に読み取っちゃってこんがらがった。今作中最大の叙述トリックかもしんない。
てゆーか今まであんま気にしなかったけど文章(特に修飾がかかる箇所とか)酷いなー。そりゃ俺も茜と桃花こんがらがるわー(責任転嫁
ラスト数ページでどうまとめるのかな?とページを手繰っていったら<次巻に続く>かよっ!このタイトルじゃ上下巻ってわかるかっ!
というわけで5巻もまとめて一気読み。
カラーページ登場人物イラストの茜がひどい。挿絵や本文中じゃ無邪気で天真爛漫なのに、あれじゃどー見ても「シンレデラのイジワルな義姉」的デザイン。おかげで初登場時の描写で茜と桃花の描写を逆に読み取っちゃってこんがらがった。今作中最大の叙述トリックかもしんない。
てゆーか今まであんま気にしなかったけど文章(特に修飾がかかる箇所とか)酷いなー。そりゃ俺も茜と桃花こんがらがるわー(責任転嫁
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「何だ?」キノが『フルート』を構えてスコープを覗いて、今いる丘の上から地平線を見下ろします。しばらくして、ようやくそれが何か分かりました。大量の土煙を生み出していたのは、大地を埋め尽くすような大型動物の大群でした。大きく太い体と頑丈そうな四肢を持つ、鈍い灰色をした草食動物です。「この辺に住むサイの一種、だね。水が欲しくて集団で移動中なんだよ」エルメスが言いました。灰色のサイの群は、何千頭、または何万頭いるのか分かりませんが、濁流のような密集度と勢いで大地を進んできます。その進む先には―「あ…」『フルート』を向けたキノが、声を漏らしました(「この世界の話・b」)他全11話収録。
今回も超安定。
冒頭の「この世界の話・b」は一見”大自然の摂理”を描いたようでいて、「a」を読むと「おぃぃぃ!」になるという...
今回は社会風刺系のお話が多かったけど、「家族の国」はその問題点とかわかるしラストのキノの言葉も納得なんだけど、それでも「あれ?わりといいシステムじゃね?」とか本気で思った。人でなし。
「違法な国」は今回作者が一番書きたかった話のような。
最後のエルメスの台詞は、あとがき(冒頭のほうのw)にメタ的にかかってきてるんでしょーなー。
今回も超安定。
冒頭の「この世界の話・b」は一見”大自然の摂理”を描いたようでいて、「a」を読むと「おぃぃぃ!」になるという...
今回は社会風刺系のお話が多かったけど、「家族の国」はその問題点とかわかるしラストのキノの言葉も納得なんだけど、それでも「あれ?わりといいシステムじゃね?」とか本気で思った。人でなし。
「違法な国」は今回作者が一番書きたかった話のような。
最後のエルメスの台詞は、あとがき(冒頭のほうのw)にメタ的にかかってきてるんでしょーなー。
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機動戦士ガンダムUC (6) 重力の井戸の底で
2010年1月10日 読書
“ユニコーン”が示した次なる座標は地球連邦政府首都・ダカールだった。ラプラス・プログラムが示した地に“ユニコーン”を立たせるべく、イスラム系反政府勢力のダカール襲撃計画に協力するバナージたち。しかし積年の怨讐は、巨大MA“シャンブロ”が吐く炎となって暴走を始める。首都を飲み込む炎を前に、バナージが選び取った行動とは…!?かつてない一大スペクタクルに息を呑む、新・宇宙世紀神話第6弾。
ガンダム作品のお約束で舞台が地上に移ったらノリが怪獣映画に。
折しもブルジュ・ハリファ完成のニュース映像を見た直後だけに「あーコレとかナキールタワーをポッキンポッキン倒壊させてるのかぁ~壮観だなぁ~」と不謹慎な映像が容易くイメージできたり。
キャラではブライトさん登場。なんとなく、あまり出てきて欲しくはなかったが。あいかわらずの貧乏クジ引きっぷりなのでキャラ破綻とかは大丈夫そうだけど。ハサウェイの描写とかこの後マフティーの乱があるのが確定なだけに辛い。
で、会話文中にてアムロ「中佐」なる記述が。ああやっぱ二階級特進なのね。
ガンダム作品のお約束で舞台が地上に移ったらノリが怪獣映画に。
折しもブルジュ・ハリファ完成のニュース映像を見た直後だけに「あーコレとかナキールタワーをポッキンポッキン倒壊させてるのかぁ~壮観だなぁ~」と不謹慎な映像が容易くイメージできたり。
キャラではブライトさん登場。なんとなく、あまり出てきて欲しくはなかったが。あいかわらずの貧乏クジ引きっぷりなのでキャラ破綻とかは大丈夫そうだけど。ハサウェイの描写とかこの後マフティーの乱があるのが確定なだけに辛い。
で、会話文中にてアムロ「中佐」なる記述が。ああやっぱ二階級特進なのね。
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絶対、「あとがき」から読まないで下さい!西澤的、殺意のスイッチ。エロティシズム、フェティシズム、ロジック―ミステリ界の奇才の「すべて」を凝縮した作品集。特別書き下ろし中篇「動機、そして沈黙」収録。
あいかわらずのロジックこねくり回し文章&登場人物異常性癖だらけで楽しく読めた。
一部、オチがゴーインで説明口調すぎるなーと思ったら、デビューして最初に書かれた短編だとか。そりゃ時代を感じるわー。
あいかわらずのロジックこねくり回し文章&登場人物異常性癖だらけで楽しく読めた。
一部、オチがゴーインで説明口調すぎるなーと思ったら、デビューして最初に書かれた短編だとか。そりゃ時代を感じるわー。
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生
2010年1月1日 読書
バレンタインの季節。街では、複数の動物殺害事件が発生していた。マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。僕は夜道で死んだはずの妹(多分)と出会う。そして妹っぽいものに遭遇した翌日。僕は学校の朝礼で知る。無自覚の悪意の伝染について。三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺死体事件。最悪な、殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。あー。この立て役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなあ、きっと。…口癖の出番は、あるなら早めによろしく。
グロじゃないんだけど傷とか怪我の描写が妙に痛々しくて別な意味で読んでられないシリーズ。
謎的なギミックは1巻で出尽くしちゃってるのでミステリ的な妙味には欠けてきたけど、会話や文体のノリにも慣れてきたのでそれなりに楽しく読めた。
妹はまぁどうせ生きてそうな気がする。
グロじゃないんだけど傷とか怪我の描写が妙に痛々しくて別な意味で読んでられないシリーズ。
謎的なギミックは1巻で出尽くしちゃってるのでミステリ的な妙味には欠けてきたけど、会話や文体のノリにも慣れてきたのでそれなりに楽しく読めた。
妹はまぁどうせ生きてそうな気がする。
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15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った
2009年12月30日 読書
大晦日を迎える東京で、1人の少年が自殺サイトで知り合った人物「17」とともに死のうとしていた。しかし、「17」と連絡を取り合うのに使う携帯電話が盗まれてしまう。そしてその携帯電話の中にある自殺予告のメールは17歳の少年少女に転送されていき、彼らはそれぞれの理由で少年を捜索し始める。その一方で自殺予告のメールはインターネットを通じて拡大していき、暴力団をも巻き込むようになる……。
某所で薦められてたので読んでみたけど、ヒット。これはおもろい。「街」とか「428」のような(多分あとがきによると「24」とかの海外ドラマ意識してるらしいけど、そのへん見ないので比較できない)15人の語り部たちにより事件を多角的に同時進行で描いてる。
で、各キャラがそれぞれ「自分だけが知りえる情報」「自分だけが気付いた事実」を持ってて、それを共有したり秘匿したりして「こうどなじょーほーせん」を繰り広げるんだけど、そーゆーのが好きな人にはたまらないと思う。実際ゾクゾク来たし。
よし、残り5冊もとっとと読もう。
某所で薦められてたので読んでみたけど、ヒット。これはおもろい。「街」とか「428」のような(多分あとがきによると「24」とかの海外ドラマ意識してるらしいけど、そのへん見ないので比較できない)15人の語り部たちにより事件を多角的に同時進行で描いてる。
で、各キャラがそれぞれ「自分だけが知りえる情報」「自分だけが気付いた事実」を持ってて、それを共有したり秘匿したりして「こうどなじょーほーせん」を繰り広げるんだけど、そーゆーのが好きな人にはたまらないと思う。実際ゾクゾク来たし。
よし、残り5冊もとっとと読もう。
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密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
2009年12月27日 読書
完全犯罪のために必要不可欠な密室が、あともう少しで完成するというその瞬間、部屋の中に黒猫が入り込んでしまった!犯行計画を崩壊させかねない黒猫を密室から取り出そうと悪戦苦闘する犯人の前に、たまたま世界一気弱な名探偵が現れて…表題作をはじめ、蝋燭だらけの密室殺人を描いた「クローズド・キャンドル」など五編を収録。キュートでコミカル、しかし心は本格ミステリ。名探偵音野順、第二の事件簿。
北山さん、城シリーズの新作が今年2月に出てる!ってんで探したのにどこにも無いんでよくよく調べたら、伸びに伸びてまだ発売未定とか...
で、こっちの続編のが先に出てるとか。
*ユーモア系だけど物理トリックの人なので、今回もしっかり意外な凶器とかあったり。音楽室の密室の話が良かったかな。
オチ的には双子犯人視点のお話が「らしい」感じで面白い。音野兄出てくるし。
北山さん、城シリーズの新作が今年2月に出てる!ってんで探したのにどこにも無いんでよくよく調べたら、伸びに伸びてまだ発売未定とか...
で、こっちの続編のが先に出てるとか。
*ユーモア系だけど物理トリックの人なので、今回もしっかり意外な凶器とかあったり。音楽室の密室の話が良かったかな。
オチ的には双子犯人視点のお話が「らしい」感じで面白い。音野兄出てくるし。
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