どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って“速さ”を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女“黒雪姫”との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは“加速世界”の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士“バーストリンカー”となった瞬間だった。ウェブ上でカリスマ的人気を誇る作家が、ついに電撃大賞「大賞」受賞しデビュー!実力派が描く未来系青春エンタテイメント登場。

SAOが大のお気に入りになってしまったので、同じ作者のコレにも俄然興味が沸いて読んでみた。
あらすじ見た時点では、主人公がチビデブブサなんでちょっとヒいたけど挿絵見たら猿飛肉丸系だったんで少し安心(平野コータみたいなビジュ&性格を想定してたw)

プロットは割と厨二な王道ラノベだけどSAOみたくガジェットは凄く凝ってる。
主要キャラの配置がほとんどラインバレルだなー(特に幼馴染女)とか思ったけど、こちらの主人公は力を手にしても増徴したりすることはなく、むしろ卑屈。ちょっと斬新。

で、卑屈なんだけど終盤覚醒してヒロインを守るために戦う決意するくだりが、さんざん後ろ向きなところを見せられた後だけに凄く盛り上がる。このあたりはさすがSAOの人だと思った。ラストの敵の処遇も意表を突かれたけどこの主人公らしいと思ったし。



*それにしてもヒロインの通り名が「ブラック・ロータス」だというのには、何通りかの意味でニヤニヤせざるを得ない。
太平洋の真ん中、赤道直下に浮かぶ、名前のない小さな島。そこには教会があり、神父とわずかな島民が暮らし、訪れるどんな二人も祝福され、結婚式を挙げることができる。同性愛、近親愛、不倫愛、そこではあらゆる愛がゆるされる―その二人が、ほんとうに愛し合っているかぎり。その島を訪れる、父親と娘。それから姉と弟。ある者は愛の存在証明のために。またある者は不在証明のために。様々なものを見失って渇いた者たちの、いのちと時間がその場所で交錯する―。

新本格やら折原やらメフィ系を読みなれてることを標榜する俺は3章あたりで物語の構造に気付いて、あとはその検証作業だけ...と思ったら最後の最後でひっくり返された。あーうん、神父さんの外見描写にちょっと引っかかりを覚えてはいたんだけどねぇ。

一見それだけのお話に聞こえるけど、素数のたとえ話とかわりと印象に残ってたりもする。元ネタあるのかもしれんけど。
「いよいよ魔神とガチンコ勝負!?って、ちょ―おま…それってヤバくないッスか!」「エルフの王国で魔神復活!!」との知らせを聞き、エルちゃんの故郷・ユグドラシルへ急ぎ向かった僕―ショウと愉快な仲間たち。荒れ果てた王都で目にしたのは、猛り狂う魔神グモンに、恐れおののく人々の姿だった。―ええい、エルちゃんとその家族を哀しませるだなんて、最強無敵のウォーザードたる、ミヤモトショウさまがゼッタイに許しませんからっっっ!!!どれだけ強そうに見えたって、倒せないボスキャラなんていない。だから全員で戦い、全員で勝ぁぁつ!これぞRPGの、醍醐味。

P君これ3巻読ませてもらってないYO!などと厚かましい事はさすがに言えないので(えー すっ飛ばして4巻。まぁ前巻の内容語りもあるんで全然わけわからなくは無い。そうかー、続き物のマンガや小説を途中の巻すっ飛ばして読むことほとんど無いけど、そーいう配慮も確かに必要なんだな。



*4巻はなんかショウにやっと光が当たったというか、いいところ見せてフラグ立てやがったり。あまり主人公が独占して掻っ攫うのも好きじゃないんで、こんぐらいはいーんじゃなかろうか。

ボス攻略はあまりページを割かずにあっさりめだったけど、準備の描写に筆を費やしていたので強さはまぁ伝わった。アクシデント起こりまくりだったけど全部予想の範疇なのね...
10月18日。ロシアより、第三次世界大戦の宣戦が布告された。学園都市とロシアの激突は全世界を巻き込む大規模なものとなる。この背景には『神の右席』最後の一人、フィアンマの政治的暗躍があった。そんな世界大戦戦火の渦中で、奔走する者達がいた。学園都市の高校生・上条当麻は、フィアンマによる霊装奪取の影響で昏睡状態になったインデックスを解き放つため。最強の超能力者・一方通行(アクセラレータ)は、謎の存在『エイワス』出現による高負荷が掛かった打ち止め(ラストオーダー)を救うため。元・暗部組織『アイテム』小間使い・浜面仕上は、能力促進剤『体晶』の乱用によって衰弱した滝壼理后を治療するため。彼らは三者三様の想いを抱き、緊迫のロシアへと向かう!そこで待ち受けていたものとは…。科学と魔術が交差するとき、物語は始まる―。

久しぶりの上条さんのセッキョーの破壊力がなんかパねぇっ
ちょっと修造入ってたけど。

そして「いくら打ち消せるとはいえ右腕だけで超電磁砲その他を受けるって反応速度的にどうなの?」等とさんざんツッコまれていたのに応えるが如く、上条さんが実はすんげー予測&反射速度の持ち主だということが学園一の頭脳・一通さんによって暴かれたわけですが。んなアホなw
WEB上でも屈指の人気を誇った『フェアリィ・ダンス』編、完結!!
 SAOから未だ帰還しないアスナを救うため、疑惑のVRMMO≪アルヴヘイム・オンライン≫にログインしたキリト。
 その次世代飛行系ゲーム≪ALO≫は、≪魔法≫という概念、プレイヤーの反応力と判断力が勝敗を決めるアクション要素、そして≪妖精≫となって空を駆け巡る≪飛翔システム≫と、≪SAO≫に勝るとも劣らない高スペックで数多のプレイヤーを魅了していた。≪妖精≫スプリガンとなったキリトは、アスナの幽閉先──全プレイヤーの最終目的地≪世界樹≫目指し突き進む……!
 道中、妖精種族≪サラマンダー≫のプレイヤーたちの策略により、絶体絶命の危機に陥るキリトだったが、≪シルフ≫の少女・リーファの助力、ナビゲートピクシー・ユイのバックアップを受け、どうにか九死に一生を得る。
 そしてついにキリトは≪世界樹≫の根元までたどり着く。しかしそのとき、リーファとキリトは互いの≪秘密≫を知ってしまい……。


デスゲームじゃなくなって緊張感が薄れたとか、ご都合展開がちょっと目に付くとかあるけど、ガーディアンとの戦いとかオベイロンとの対峙ではページを捲るスピードが尋常じゃなくなった。やっぱすげー面白いわ。

キリトさんはラノベ主人公としての基本スキル(フラグメイカー)を持ちつつもアスナ一直線でブレないし、精神的にも戦闘スキル的にも完成されてて(さすがにアスナ発見時は動揺して闇雲になってたけど)好感度高いし。読んでて気持ちがいいわ。

エピローグもSAOやALOの仲間たちとリア充っぷりを見せ付けてくれて、なおかつ新たなVRMMOの世界に飛び込んでいくぞ!って感じでこれ以上無い大団円。なんか「耳をすませば」を見終わった後のような欝感があるけど気のせいか。

いやぁしかし、全4巻で綺麗にまとまって...え?まだ続くの?次は銃と硝煙の世界ってマジすかw

緋弾のアリア 5

2010年4月12日 読書
東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵―通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジの前に、犯罪組織『イ・ウー』のリーダーである『教授』がついに姿を現した。しかし、その人物はアリアにとって、かけがえのない大切な「あの人」で―。キンジに銃を向けるアリア、避けられない運命、二人の前に立ちはだかるのは全てを予知する力―『条里予知』。それはまだ始まりの終わり、舞い戻る日常、新たなる敵―。大スケールアクション&ラブコメディー第5弾。

序盤戦の、「拳銃の弾に弾を当てて兆弾させたのにまた弾当てたのに更に弾当ててW字に飛ばす」を16発ぐらい同時にやりつつ海上を全力疾走...のくだりで「ダメだこいつ(ry」と思った。せめて文章が上手ければ...

しかしシャーロックさんがなんかこの間のの藍染さんみたいなこと(一度もおかしいとは思わなかったのか?http://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1269604536/)を言ってたのは評価したい。オサレ師匠に先駆けること約三ヶ月、この超理論を発表していたとは。

しかしラストバトルの前にラスボスが「俺を倒しても次の敵が云々」とか言うのは激しく萎えるな、消化試合臭がして。言うにしてもやられてからにしろよと。

緋弾のアリアIV

2010年4月11日 読書
東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵―通称『武偵』を育成する特殊な学校。強襲科の超エリートでSランクの最強武偵・アリアのパートナーに選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジは、夏休みを利用して足りない単位を補うことに。キンジが目を付けたのは、カジノの警備というちっぽけな任務―のはずだったのだが…。『砂礫の魔女』パトラの呪弾に倒れたアリアの死まで24時間。そしてキンジの前に立ちはだかる『不可視の銃弾』の使い手、カナ。アリアを消そうとするカナの真の目的とは!?大スケールアクション&ラブコメディー第4弾。

まぁ、超能力だの魔法だのが普通にあったり、主人公やヒロインが覚醒して超人になるのはラノベじゃいつものことなんで別にいいんだけど、圧倒的に筆力が足りてないのと展開が「ナンダコリャ」なのでどうにも冷めてしまう。

「武偵」とか「登場人物の多くが過去の偉人(フィクション含む)の子孫」っていう設定は、とある科学~やFateみたいで好みではあるんだけど。

あ、ラストの引きは良かった。「教授」っつーからてっきりモリアーティかと思ってたんで。そこだけは意表を突かれた。



*あ、アニメ化(ほぼ)決まったみたいで。うーん。
でも原作だとあまりにアレな戦闘描写がアニメだと良くなるかも。かも。
情報漏洩、そして少年犯射殺の責任を問われ閑職に回された警察官僚・湊俊介。エリート街道復帰めざし、警察トップにも影響力ある財閥の、婿選びパーティに高校生探偵・立花真樹と参加するも、館で令嬢が殺害される。家名に傷がつくことを厭う遺族、自己保身に走る湊、大人の事情で事件はあらぬ方向に処理されるが惨劇は続く!湊たちは恐怖の館から生還できるか。

今回は湊か...警視正が主役。

なんだろう、もっと理系な感じを想像していたのに普通にヲタ知識もある大人でがっかりした。高槻刑事もなんだかなぁだけど。
ただ、このキャラはこのキャラで面白いし人間味も出てきたんで悪くはないかも。

途中「ペリー・ローダン」ネタが出てきて吹いた。『簡単に言うと、ドイツのこち亀』っておいw

そんな湊さんの過去回想(本編とほとんど関わりなし)と仲間たちの駄弁りでページが割かれてるので、殺人事件のほうは短編レベル。まぁそれはいっか。

みーまー実写化

2010年4月8日 読書
http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-5000.html
嘘だけど...え?嘘じゃないの? ふ、ふへぇ...

不気味な泡さんとか怪談とかアレだったし、作品カラー的にひぐらしみたいになるんかいのぅ。ちぅか1巻の話やるとしたら叙(検閲 とかどうすんだろう。姑獲鳥の夏とかハサミ男も映画化されてるけどそういや見てないな、参考までに今度見てみよう、うん。

心情的にネガティブだけど、みーくんさんの外見がどんなんなるかだけは興味あるかな、と。


「零崎一賊」―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。零崎人識、17歳、もっとも自由だった全盛期の春。“殺し名”七名の対極に位置する“呪い名”六名―時宮病院、罪口商会、拭森動物園、死吹製作所、奇野師団、咎凪党―の寄せ集め、裏切同盟と兄・零崎双識との戦闘に、しかし彼は否応なく巻き込まれ―新青春エンタの最前線がここにある。

先週のブランチ見てたらBOOKランキング文芸書部門で上位4位までを独占していた。すっげ。
でもスタジオの空気が「ミュージックステーションのランキング上位にアニソンが入ってしまったときのアレ」っぽく感じたのは穿ちすぎだろうかw



*「敵は6人」なのに口絵イラストだと5人しか描かれてないので「ははぁ、闇口濡衣みたいに姿見せないで殺る系だな」と予想したらアレかよっ!まぁこの人の話じゃよくあることだけどっ!いちいち怒る気にもなれないね!

あと、表紙にトシキ君がいねーと思ったらちゃんといたり、「双識との関係」という割にエピローグになるまで直接のカラミがなかったり、いつものよーに言葉遊びというか人をおちょくった展開で相変わらずだなーとか思った。
えん罪により逮捕された少年ムオルは、人里離れた共同霊園に送られ墓穴を掘る毎日を送っていた。そんなある夜、自らを墓守りと名乗る少女メリアと出逢う。彼女に惹かれていくムオル。だが謎の子供カラスから、ムオルが掘っている墓穴は、人類の天敵・死なずの怪物“ザ・ダーク”を埋葬するものだと聞かされる!混乱するムオルは、さらにダークに殺されるメリアを目撃してしまい─!?第14回スニーカー大賞大賞受賞

かの「涼宮ハルヒ」以来6年ぶりという大賞受賞作品。

がしかし、お話の舞台はほぼ陰気な墓地の中だけだし、主人公らに派手な特殊能力があって敵をなぎ倒すでもなし、言ってみればとことん地味な作品。
まぁ人外の魔物は出てくるし、不思議な力もあるしで一般的には充分ストレンジではあるけれども。

お話そのものは悪くないとは思ったけれども、やっぱり地味地味してるなぁー、と。綺麗にまとまってるのに出版社側は続編出す気マンマンなのがちょっと気になった。台無しになりそうで。
その時だ。オレ、ふいに解ったんだ。イチナナが誰なのか。心中の決行時刻が、どうして途中で半日も延期されたのか(パート13「この世でたった三つの、ほんとうのことinstrumental verion」167ページより)。

3~6巻をまとめてゲットできたんで一気読み。個別に感想書く気にはなれなかったので纏めて。

なんていうか基本ミステリ読み、それもパズラー嗜好というスタンスなので、この伏線投げっぱなしジャーマン状態がどうにも我慢ならん。17の正体はともかく、最適な場所とか方法をロジカルに導けないのが。
ファンタジー展開は...まぁメフィとか新本格にゃもっとブッ飛んでるのもあったんで耐性あるけど、数々の意味ありげな「名前だけ出てくる人物」とか「語られない裏でいろいろあったんだよ」的な部分が「作者の他の作品orコレの外伝見てね」的でイヤだった。

とはいえラストのドンキーの手紙が???だったんでちょっと読み返してみたら転校していった彼からのものだと気がついたり、わかれば「スゲェ!」ってなる伏線もいくつかあるし。按配が難しいのね。
もっとヘヴィに考察してる人はこんなレベルだし
ttp://d.hatena.ne.jp/nyapoona/20091225/1261751977



*ミステリとして読まなくても、キャラが多すぎで役割的に首を傾げる奴が多く、案の定後半は笹浦と西がほぼメインになって他のやつらはフェードアウトしたりしてったのが微妙。428なんかでも最終的に2人に収斂してったけど、あっちはシナリオや構成がダンチで面白かったしなぁ。8人ぐらいでやってればキッチリまとまってたのかも。
売れっ子ライター・虻原がマンションから転落死した。そのマンションには、虻原もかつて所属していた劇団の主宰者が住んでいた。最近、その劇団の芝居を巡り、二人には感情のもつれがあったらしいのだが…。虻原は、寄稿した雑誌の最終回のコラムに不可解な俳句を二首、残していた。さらに「六人の女王にたずねるがいい」という謎のメッセージが。はたして、俳句に隠された謎とは?(表題作)星座にまつわる六つの謎を解き明かす、まさに端正な本格推理。

久しぶりののりりん。
表題作の異様に手の込んだ暗号には脱帽してしまったが、それ以外の短編も短い中に色々詰め込まれててどれも良編。まぁ黄道十二宮を絡ませようと無理矢理になったきらいのある話もなくはないがw

長編だと例の「後期クイーン問題」で頭を悩ましてしまうので、やっぱ短編のほうがスッキリ読めるわぁ。
この世界の主人公は――俺だ!
愛するヒロインたちとの生活を守るため、多忙な毎日を送っていた俺こと都筑武紀は、突如訪れた新たな危機に戦慄していた。幼馴染に起こされ迎える朝、姉妹と揃っての登校、校内一の美少女との学園生活。いつもと変わらない、愛すべき世界。でも、これは違う、こんなのは……俺じゃない! 自らの手で崩れゆく理想世界に、なんとか打開策を見つけようとする俺だったが――おい、これで〈世界改変〉の途中ってことはないよな?選択肢無限の真世界を奔走する、青春ADVノベル、待望の第4弾!


これまでの3巻ではヘタレなところを余すところ無く見せ付けてくれた主人公が、今巻では地道にバイトして生活費を稼いだり、勉強に励んで将来のことを考えたりと成長したところを見せている。正樹との対決も1巻のころからは考えられないアグレッシブさだし。

しかしだからといって堂々とハーレム宣言はどうなのよ...これまでの経緯とかは勿論わかってるんだけど、やっぱり常識が邪魔をして「おいおい...」と醒めた目で読んでしまっていた。うーむ。

女王暗殺

2010年3月16日 読書
母が殺された。謎の数字を遺して。孤独に生きる俺に残されたのは欠陥品の心臓だけ。だが、突然現れた記憶喪失の女によって世界が変わる…!俺をつけ狙う怪しい奴らの正体は、母を殺した犯人なのか。心臓を奪われ殺された死体は、何を語りかけるのか。知らされていなかった父と母の正体は。すべての謎が明らかになるとき、この世界の裏に蠢く、テロルの陰謀が姿を現す―。

つまり...どういうことだってばよ?

と、つい訓練された浦賀読者である自分ですら口走ってしまう読後感。最終番、謎が怒涛のように明らかになり「えええええ???」の連続。前作との繋がりとか。じゃあアレとアレは同一人物だったのか...?彼女が「3人」を「4人」と認識したのは前作と同じ理由?その場合誰がソレ?

と余計に疑問が増えるという。まぁ続編で追々明かされるのかもだけど。

あ、安藤君ひささしぶりw



*それにつけても誤植が酷いやw
京都でのあの出来事から季節は過ぎ、“アストラル”はいつもの賑やかさを取り戻しつつあった。しかし“アストラル”のメンバーは大きな変化を受け入れざるをえなかった。穂波や猫屋敷、そしてアディリシアまでも“アストラル”から離れていき…。いつきは彼らへ届けたい想いを胸に、右目の力は薄れ、トレードマークでもあった眼帯は無くなったが、自らの力だけで試練に挑んでいく!そして今宵、新たな魔術の夜が幕開く―。

中表紙見て「...こいつら、誰?」となること請け合い。パッと見ですぐわかるのって黒羽だけだもんなー。
社長は言うに及ばず、オルトは某14歳神父っぽくなってるしみかんは顔が縦に伸びすぎてるしラピスは存在自体忘れてた。
これで2年後というなら納得なのだが、前巻から半年しか経ってないんだからなー。

お話的には、種が失われたことによって「見ロ、視ロ(ry」が無くなって非常に読みやすくなった。アレ、文章的にくどすぎてウザかったし、あと社長の時限爆弾的体質が(あんな形でとはいえ)解消されて安心して活躍を見守れるようになったのも大きい。ちうか社長頼もしくなりすぎー。

新キャラのクロエはイマイチ弱いなー。これ以上ハーレムを増やしてどーするというのだ。ラストのほうのシーンで、黒羽はともかくオルトまで不機嫌になるあたりがw ていうか今巻のオルトくんはデレてばっかだ。
「じゃあね、兄貴」―別れの言葉を告げ、俺のもとから旅立った桐乃。…別に寂しくなんかないけどな。そして新学期。平穏な高校生活を謳歌する俺のもとに、奇妙な後輩が現れる。「おはようございます、先輩」俺は、黒猫の人間としての仮初めの名を知り、より深い“絆”を築いていくことになる。“妹”と“親友”。ともに大きなものを失った二人は、数多の思想が渦巻く校内で、“魔眼遣い”の少女と対峙する。“稀少能力”を持つ少女に、俺と黒猫は圧倒され、異空間へと誘われ…!!“日常”と“非日常”が交差するとき、物語は始まる―。

1巻以来久々に面白いと感じた。

黒猫の邪気眼っぷりとか甘えっぷりはもちろんだが、新キャラ瀬菜のキレ芸がキてて笑えて、堪能させてもらった。でもさすがに”直視の魔眼”設定はやりすぎな気が。

沙織が途中からフェードアウトしたのが気になる。次巻の伏線か。

なんていうか、もしかしたら桐乃がいないほうが面白くてお話がうまく回るんじゃ...とか思いもしたがそこはさすがに真ヒロイン、最後に見せ場が。



*で、「2~4巻つまんねぇしいらねーや」と発注してなかったコレ
http://www.konami.jp/products/ln_oreimo01/index.html
を急激に仕入れたくなったわけなんですが、コナミ〆は3/10だったしなぁ...まぁ客層的にウチの店頭ではそんな出そうに無いですが、通販orオクのシングルでならイケそうかな?とか思ったんで。
半額弁当争奪バトルに青春を賭ける佐藤洋たちHP同好会は合宿を終え、地元に戻って日常の争奪戦に精進していた。そんなある日、佐藤のかつての憧れのクラスメイト、現在芸能アイドルとして活躍する広部さんが転校生として現れる。傍若無人の振る舞いをする彼女に、案の定巻き込まれる佐藤は、徐々に弁当争奪戦から遠ざかってしまう。さらに、しばしの沈黙を破り、再び立ちはだかる猟犬群たちの乱入で戦闘は激化していき…!佐藤は「狼」としての誇りを失ってしまうのか!?それとも秋鮭のごとくスーパーに戻ることはできるのか―!?庶民派シリアスギャグアクション、原点回帰の第5弾

相変わらずの面白さ。

「原点回帰」ということで、1巻の佐藤のように半額弁当争奪戦を知らない一般人キャラ・広部さんを出し改めて狼達の特異性を描いたお話。

見所はやはり、佐藤がSEGAを熱く語るトコw

・・・と、佐藤が「ありのままの広部さんが好き」とずっと言い続けて、でも広部さんにはその真意が伝わらなくて、それゆえに半額弁当のほうを選ぶトコと、その後半額弁当バトルを目の当たりにすることによってやっと真意が伝わって、ありのままの自分を出していく事を決意した広部さん。
んー、面白いは面白いんだけど期待する方向性とは違ってきちゃってるというか。
新本格系読者の観点で行くと「登場人物のうち誰かのパートは実は時系列が1日とか1年とかズレてるに違いない(叙述トリック)」とか「ここの2分の間隙でサイトに書き込みを行ったに相違あるまい(アリバイ崩し)」とかそんな深読みしてしまうので、ヤクザとか抗争とか大いなる陰謀とか出てきてしまうと「本格推理的様式美の邪魔」などと思ってしまうのでした。

あーラノベ相手に何言ってんだろ...
あかねが愛する街・実予に神出鬼没の怪盗・黒蜜柑が現れた。奪われてゆく至宝。コモ、美少女陰陽師の出番だよ!鉄壁の密室で、泥棒を捕まえよう!…ってコモが犯人として逮捕されちゃうってどういうこと!?しかも警視の兄さんは左遷されそうだし。こうなったら、私が黒蜜柑の正体を見破るしかないよ!大人気シリーズ、ついに最終巻。

ま、まさかコモの正体がゆかりちゃんだったなんてー(棒

というわけで森氏のVシリーズみたいに「実はあの人物は別シリーズのアノ人でした!」というネタばらしがありますが、さすがに皆2巻頃までには気付いてるだろ...



*お話的には怪盗モノでちょこっといつもと勝手が違うけど、ロジックの詰めはいつもどおりのクオリティ。ただまぁ、あからさまな矛盾点(時計)をなぜその現場で気付けなかったのか?に説明ないのが惜しい。

"探偵小説"シリーズはこれで完結らしいけど、作中などで次に「相生」シリーズやるってしつこく言及してるのでそっちも楽しみにしたい。

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