涼宮ハルヒの直観
初詣で市内の寺と神社を全制覇するだとか、ありもしない北高の七不思議だとか、涼宮ハルヒの突然の思いつきは2年に進級しても健在だが、日々麻の苗木を飛び越える忍者の如き成長を見せる俺がただ振り回されるばかりだと思うなよ。だがそんな俺の小手先なぞまるでお構い無しに、鶴屋さんから突如謎のメールが送られてきた。ハイソな世界の旅の思い出話から、俺たちは一体何を読み解けばいいんだ?天下無双の大人気シリーズ第12巻!


えっ前作10年前って嘘やん...



*最初に画集・雑誌に掲載された短編+書き下ろしっていう仕様を聞いたときは「なんだよ10年待たされて短編1本かよ」と思ったが、お出しされた本は異様に分厚くてページ数的には短編+中編+書き下ろし長編だった。

長編では新キャラのTと古泉が「読者への挑戦の意義」とか「後期クイーン問題」とかのミステリ談義を始めてしまい、本格ミステリ好きな自分的には「ははっ趣味が高じるとこういうの書きたくなっちゃうよね」と苦笑いだがそうでない人的にはなんやこれポカーン状態なのではなかろーか。自分は好きだからいーですけど(強調)

ほんでようやく作中イベント「鶴屋さんからの挑戦」が発生するのだが、ハルヒシリーズの本筋に関係するような展開は起こらず(最後らへんで申し訳程度に言及されるが)あーこれはハルヒ未完で終わるわーと確信するのでした。

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