死体埋め部の悔恨と青春
2020年11月15日 読書英知大学に入学したばかりの祝部は、飲み会の帰りに暴漢に襲われた末、誤って相手を殺してしまう。途方に暮れた祝部を救ってくれたのは、同じ大学の先輩だという織賀だった。しかし死体の始末を申し出てくれた織賀の車には、すでに別の死体が乗っており、祝部は秘密裏に死体の処理を請け負っている織賀の手伝いをする羽目に。そのうえ、織賀が運ぶ“奇妙な死体”がなぜそんな風に死んだのか、織賀を相手に推理を披露させられることになるのだが…。繰り返される『死体遺棄』の末に祝部と織賀を待ち受けるものはいったい何か―。気鋭の作家が描く、異色の青春ミステリー。
タイトルとあらすじから期待した以上のものをお出しされたので、やっぱりこの作者さんとは相性がいい。
まあ推理部分はちょっと物足りない(そのぐらいで爪はともかく指は折れないだろう、とか)けど人物の関係性とか台詞で感情を揺さぶるのがうまい。
この終わり方で続編はないだろ...と思ったら出てるみたい。
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