やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか―幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられなかった彼が辿り着く地獄とは?斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!
なんか現実離れした設定だなーと思ったら、実際にあった「青い鯨」事件というものをモチーフにした作品だった。2017年の事件って最近じゃないか。そしてその対抗手段も現実にあった手段に着想を得ていたんだな、とも知った。
ラストの消しゴムをどう解釈するかで景の評価が変わってくるけど、自分としては「あえて」のほうじゃないかと。
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