キネマ探偵カレイドミステリー
「休学中の秀才・嗄井戸高久を大学に連れ戻せ」留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎は、教授から救済措置として提示された難題に挑んでいた。しかし、カフェと劇場と居酒屋の聖地・下北沢の自宅にひきこもり、映画鑑賞に没頭する彼の前に為すすべもなく…。そんななか起こった映画館『パラダイス座』をめぐる火事騒動と完璧なアリバイを持つ容疑者…。ところが、嗄井戸は家から一歩たりとも出ることなく、圧倒的な映画知識でそれを崩してみせ―。


TLでたびたび作者の名前(斜線堂有紀)を見るので興味がわいてチョイスしてみた。
そういえば図書館で「なんかこの作者、りゅうおうのおしごと!のキャラに似たような名前の人がいたような...(※釈迦堂です)って背表紙見て思ったっけ、というのを覚えてる。



*内容は特殊知識(本とか音楽とか)を持つ探偵がその知識をなぜか活かせる事件にめぐりあって解いていく、というわりと定番モノ。ビブリア古書堂とか有名ね。
最初の事件は「ニュー・シネマ・パラダイス」モチーフで火事がらみだから、映画本編を見たことある人の9割以上は「ああ、発火装置はアレだな」ってピンと来る。しかし映画知識で解けるのはこの話ぐらいで、あとは映画知識だけじゃ解けない謎ばっかりだわw

この手の偏屈探偵(♂)にしてはチョロインな性格なのでわりと最初から語り部(♂)にデレッデレなのが新しいといえば新しい。嫌いじゃない。

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