図書館の魔女(上)
鍛治の里に暮らす少年キリヒトは、師の命により、大陸最古の図書館を統べるマツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声をもたないうら若き少女だった。本を愛し、言葉の力を信じるすべての人に!


メフィスト賞受賞作ってことで前々から読んでみたかったのだが、京極夏彦並の弁当箱装丁なのに上下巻、という途轍もない物量に恐れをなして後回しにすること幾歳月。とうとうトライしてみた。

メフィーだけどミステリじゃない。いや広義のミステリかも知れんが、所謂ファンタジー。それもなろう系じゃなく、久々のハイファンタジーだ。言葉を中心に、世界観の作りこみが緻密だなと感じた。

物語は中盤からブラタモリになり、「9マイルは遠すぎる」的展開があったあとキリヒト(主人公)の無双展開に。いや無双っても全然なろうっぽくはないけども。fE風花鳥月を3ヶ月近くもやってるせいでキリヒト=ツィリル、マツリカ=リシテアで脳内イメージが固まってしまった。

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