幽女の如き怨むもの
戦前、戦中、戦後にわたる三軒の遊郭で起きた、三人の花魁が絡む不可解な連続身投げ事件。誰もいないはずの三階から聞こえる足音、窓から逆さまに部屋をのぞき込む何か…。大人気の刀城言耶シリーズ最新書き下ろし長編。


遊郭の歴史とか風俗が詳らかに記されててそこだけでも面白い。

冒頭、遊郭の見取り図がバーンとあって「おお、館モノかぁ!」と期待に胸を膨らませたが別に見取り図が必要になるようなトリックはなかった。ていうか、このシリーズには毎回ある「登場人物一覧」が無いのを気付かれにくくするための苦肉の策だったような。こっちはトリック(というかフェアプレイ)に関わるし。

メインのトリックは「さすがにそれは周りのだれかが気付くだろ」って奴なので自分の予想からは外していたものがまさにそれだった。えぇ...

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