水神を祀る四つの村。奇怪な雨乞いの儀式。湖上の密室殺人。神男たちは次々と……奈良の山奥、波美地方の"水魑様"を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。儀式の日、この地を訪れていた刀城言耶の眼前で起こる不可能犯罪。今、神男連続殺人の幕が切って落とされた。ホラーとミステリの見事な融合。シリーズ集大成と言える第10回本格ミステリ大賞に輝く第五長編。
分厚いのに半分過ぎるまで殺人事件が起こらないのでダレるが、そのぶんお話世界の構築には役立っていた。
終盤の犯人推理が二転三転するのはいつものことだけど、「ああやっぱりこいつか」からの「と思わせて実はコイツだよ!」が今回は見事で意表を突かれた。
ラストのアレは「んん?近***にならねぃ?」ってのと「どっちだよ...」の2つのサプライズがあって脳が追いつかなくなったり。
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