山魔の如き嗤うもの
忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。刀城言耶に送られてきた原稿には、山村の風習初戸の“成人参り”で、恐るべき禁忌の地に迷い込んだ人物の怪異と恐怖の体験が綴られていた。「本格ミステリ・ベスト10」二〇〇九年版第一位に輝く「刀城言耶」シリーズ第四長編。


序盤の怪異譚が解決編で「幽霊の正体見たり」なところは大島田のかつての作品群を思い出してムフフってなったし、連続殺人の犯人のアレは綾辻のアレを思い起こさせてくれた。いい構造だ。

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