密室館殺人事件 名探偵の証明
2019年2月24日 読書気がつくと密室館と呼ばれる館にいた日戸涼は、他に7人が閉じこめられていることを知らされる。一大ブームを巻き起こした名探偵・屋敷啓次郎に心酔しているミステリ作家・拝島登美恵が、取材と偽って密室館に監禁した男女8名。顔を兜で隠した人物や何事にも無気力な人物など曰くありげな人々に加え、名探偵として誉れ高い蜜柑花子までいた――!! 館内で起こる殺人のトリックを論理的に解くことができれば解放される、と拝島は言うが果たして? 出口のない館の中で次々に起こる殺人事件。トリックの解明に挑む蜜柑花子の苦悩と渾身の推理、さらに“名探偵の宿命”をフレッシュな筆致で描く《名探偵の証明》シリーズ第2作。
トリックがどうとかいうよりも「名探偵とは?」「名探偵がいるから犯罪が起こるのでは?」という名探偵論に比重を置いた作りなので、そういう後期クイーン的問題とかのりづきりんたろー作品とかが嫌いな人には合わないというか「何を言ってるんだこいつらは」的な内容。コナンでも時々「また毛利君のいるところで殺人事件か!君が事件を呼び寄せてるんじゃないのかね?(目暮警部)」みたいにいわれることがあるけど、ソレ。
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