雨の日も神様と相撲を
「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに出会った僕は、知恵と知識を見込まれ、外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。同時に、隣村で死体が発見され、もつれ合った事件は思わぬ方向へ!?

虚構推理が存外に面白かったので城平京ものを探して読んでみたのだが、これが期待にたがわぬ面白さ。あらすじでわかるとおり一筋縄ではいかない内容なのだが、相撲とカエルと青春小説が奇跡的なマッチングで成り立ってる。

ただ、一応伏線とか示唆とかで結末に関わってるとはいえ、殺人事件のくだりは異物感があって「なくてもいいんじゃない?」とはなった。そこだけはマイナス点。
でも「小柄な美少年と大柄な少女のボーイミーツガール」がもんのすごく大好物なので、欠点を補って余りあるということで☆5なのである。

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