もうひとつの歴史を刻む日本の全寮制高校。現政権下では退廃文学として禁書となっている「ミステリ小説」に触れてしまった女子高生6人が反省室に収監される。彼女たち「囚人役」と、同級生2人の「看守役」の計8人で、更正プログラムに参加させられることに。はじめはごく普通の友人同士だった8人は、プログラムを早く切り上げられるよう協力しあうはずだったが、次第に対立を深め状況は深刻化していく。そして密室状態で一人の命が奪われた。

前半の監獄シーンが色々つらいのだが、事件が起こってからは急転直下で一気に読める。ただし事件が起こるのは2/3過ぎてからだがナー。

とはいえ入れ子構造の物語はちょっと興ざめ感もした。篩のロジックもいつものまほろロジックに比べるとキレが。

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