人外境ロマンス

2017年7月16日 読書
何もかも理想通りで、身悶えするほどキュートな恋人。でも、彼の仕事ってなんだろう???(「かわいい狙撃手」)冬のある日、その密室から、彼女はどうやって抜け出したのか。(「つめたい転校生」)大切な人を亡くした弓子が、山奥の旅館で出会ったのは―。(「うるさい双子」)さみしい少年時代に出会ったたったひとりの友達は、人を殺す妖怪だった。(「いとしいくねくね」)名探偵コンビは、冷徹なエリート刑事と…ピンクの薔薇!?(「はかない薔薇」)―最後のお話は、ないしょ、ないしょ。(「ちいさいピアニスト」)人間とあやかしたちの恋は謎的&詩的!新本格界のプリンスが贈る、不思議でせつない連作ミステリ!

作者の北山氏は物理トリックの人だからてっきりそーゆーのかと思って読んだら、怪異と人間とのラブロマンス短編集だった。あ、2編はちょっとミステリ要素あるわ。

薔薇以外はわりとポピュラーな妖怪・怪異だけど「くねくね」はこのお話で初めて知った。都市伝説に近いごく最近の怪異らしい。ムードもちょっと他の話とは異色でスリリングで楽しめた。

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