孤島に建設されたミッション・スクール聖アリスガワ女学校。そこは日本随一にして、ヴァチカン直轄の探偵養成学校であった。探偵になるために日々勉強に励む生徒たち。そんな中、超難関と噂される、卒業のための最終特別試験が始まる。その問題は、校内にふたつある鐘楼に設置された密室において、二十四時間で主に最も近づくこと―つまりは奇蹟を起こすこと。苛烈な競争を勝ち抜いたふたりの生徒が幽閉され、特別試験がスタートするが…果たしてふたりの少女は、鐘楼尖端のおそろしい高さのラテン十字架に磔となって殺害されていた―!?前代未聞、究極の殺人事件の真相を暴くべく、ここに、“美しき神父”と“可憐な薔薇たち”の探偵合戦が幕を開ける。

まほろんの妹っぽいキャラが出てきたり、アリスガワ学園の名前の由来など興味深かったり面白かった部分は多々。
3人の探偵役が「ハウダニット・フーダニット・ホワィダニット」の3つの観点から事件を推理合戦する...という筋立てはたまらなく魅力的。

...なんだけれど、その3人の推理の指し示すのが結局同じ結論ってのが。前座が誤った推理を組み立て、真打が真犯人を...っていうパターンが見たいんや!

そしてトリックや被害者の心理があんまりにも雑。

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