六花の勇者

2012年6月22日 読書
闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰かひとりが敵であることに気づいた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで―。伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、堂々始動。

朝日新聞夕刊のコラムで紹介されて興味を持ったのでげと。

ファンタジー風味の(本格)ミステリを期待すると残念なことになるが、ミステリ仕立てのファンタジーを期待して読んだらなかなかに面白い、と思う。
「11人いる!」の時代から偽者探し系は仲間同士の疑心暗鬼をどう描くか?がキモになるんだけど、これはその点良く出来ているかな、と。

ところでハンス(ネコミミで語尾ににゃ~を付ける♂)のセリフを読んでいくうちに自然と山口勝平で脳内再生してて、なんでなんだろう?と検索してみたら大徳寺先生のせいだった。にゃー。

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