野村美月のミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!
「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。
このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない! と、渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵――"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。
そんな時、ヒカルの死にまつわる、ある噂が聞こえてきて――!?


主人公の前に幽霊が現れて、願いを叶えて欲しいと頼む-というわりと昔からよくあるお話、ていうかつい最近「あの花」ちう覇権作品が出たばっかのジャンルで、正直タイミング悪ぃなーと思いました、最初は。

途中の意味ありげな描写から「どーせ『願い』ってヒカルを泣かせて欲しい、もしくは是光を笑わせたいのどっちかだろw」とか邪推しちまいました、ラスト読むまでは。

お風呂シーンとか女作者ならではのシチュに軽くヒきつつも、後半展開はさすがの文学少女テイスト。ヒキも強烈だったし。是光が陽性なおかげか、文学少女ほどメンヘラー大集合にならなさそうなのも善し。

イラストの竹岡さんは相変わらずいい女の子絵は仕事するけど、是光がどーにも外見の怖さレベルが低い。同系統のエンジェル伝説・北野君まではいかなくとも、高須竜児(アニメ版)ぐらいには人相悪い方が説得力が...

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