憑き物筋の「黒の家」と「白の家」の対立、「神隠しに遭った」ように消える子供たち、生霊を見て憑かれたと病む少女、厭魅が出たと噂する村人たち、死んだ姉が還って来たと怯える妹、忌み山を侵し恐怖の体験をした少年、得体の知れぬ何かに尾けられる巫女―。そして「僕」が遭遇した、恐るべき怪死を遂げてゆく人々と謎の数々…。奇才が放つ、ミステリーとホラーの禍々しい結晶、ついに昇華。
書評が良かったので、この作者の「首無の如き祟るもの」を読んだら面白かったが実はシリーズものの3作目ぐらいで、じゃあ1作目から...と思いつつ幾星霜。今回よーやく読んだ。
旧家とか双子とか覆面の使用人とか、様々なガジェットが興味を掻き立て終盤までは楽しく読めたのだが...探偵が皆を集めて「さて」と言った後、2度も3度も推理をミスるわ、最後の章で本文全体に仕掛けられたトリックを「どやっ!?」って感じで解説するわですんげぇ興ざめ。特に後者は「黙ってて書評で言及されるのを待ってればいいのに...」と思わざるを得ない。作者が元編集者と知って、「ああ、だから言わずにはいられなかったのか」とちょっと納得した。
全体的な雰囲気はいいんだけどなー。
書評が良かったので、この作者の「首無の如き祟るもの」を読んだら面白かったが実はシリーズものの3作目ぐらいで、じゃあ1作目から...と思いつつ幾星霜。今回よーやく読んだ。
旧家とか双子とか覆面の使用人とか、様々なガジェットが興味を掻き立て終盤までは楽しく読めたのだが...探偵が皆を集めて「さて」と言った後、2度も3度も推理をミスるわ、最後の章で本文全体に仕掛けられたトリックを「どやっ!?」って感じで解説するわですんげぇ興ざめ。特に後者は「黙ってて書評で言及されるのを待ってればいいのに...」と思わざるを得ない。作者が元編集者と知って、「ああ、だから言わずにはいられなかったのか」とちょっと納得した。
全体的な雰囲気はいいんだけどなー。
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