琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群―“綺想宮”を訪れた名探偵・森江春策を待ち受けていたのは、美しき案内人・二十重亜綺楽と七人の奇怪な滞在客だった。この不可思議な宮殿に森江が到着した晩、自動的に詩をつむぐ機械「大発見」が火精、水精、風精、土精の呪文を歌い上げた。翌日から、天地創造の七日間を表わす曲が奏でられる中、滞在客は次々謎の死をとげてゆく。暗室で発見された五芒星の上の焼死体、毒草園に描かれた九芒星と地中に埋められた死体…それぞれの死体に過剰なまでに凝らされた「見立て」は何を意味するものか?本格ミステリを愛し、その神髄を知り抜いた著者が「探偵小説の最期」に捧ぐ訣別の書。
芦辺拓の森江春策シリーズは飛び飛びにしか読んでないので、いきなり森江が衒学的薀蓄を垂れ始めたときは「ナニコレこの人こんなキャラだったっけ?」と戸惑うことしきり。だって実写ドラマだと中村梅雀がキャスティングされようなキャラっすよ?
んでその薀蓄がうぜーことこの上ないので、ほとんどすっ飛ばして読んでたらえらく早く読み終わった。
解決編でそのあたりの違和感の種明かしがなされて、犯人の動機やらなんやらも解明されるに及んで「ああ、そういう仕掛けだったのか!」とはなるんだけど、なんとも言えないモヤモヤが残る。
「傑作だけど問題作」...とかそう言うんじゃなくて「コレを傑作or問題作と思わないと本読みとしてモグリ」的な雰囲気があるところが嫌な感じの正体...なのかも。
芦辺拓の森江春策シリーズは飛び飛びにしか読んでないので、いきなり森江が衒学的薀蓄を垂れ始めたときは「ナニコレこの人こんなキャラだったっけ?」と戸惑うことしきり。だって実写ドラマだと中村梅雀がキャスティングされようなキャラっすよ?
んでその薀蓄がうぜーことこの上ないので、ほとんどすっ飛ばして読んでたらえらく早く読み終わった。
解決編でそのあたりの違和感の種明かしがなされて、犯人の動機やらなんやらも解明されるに及んで「ああ、そういう仕掛けだったのか!」とはなるんだけど、なんとも言えないモヤモヤが残る。
「傑作だけど問題作」...とかそう言うんじゃなくて「コレを傑作or問題作と思わないと本読みとしてモグリ」的な雰囲気があるところが嫌な感じの正体...なのかも。
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