その時だ。オレ、ふいに解ったんだ。イチナナが誰なのか。心中の決行時刻が、どうして途中で半日も延期されたのか(パート13「この世でたった三つの、ほんとうのことinstrumental verion」167ページより)。

3~6巻をまとめてゲットできたんで一気読み。個別に感想書く気にはなれなかったので纏めて。

なんていうか基本ミステリ読み、それもパズラー嗜好というスタンスなので、この伏線投げっぱなしジャーマン状態がどうにも我慢ならん。17の正体はともかく、最適な場所とか方法をロジカルに導けないのが。
ファンタジー展開は...まぁメフィとか新本格にゃもっとブッ飛んでるのもあったんで耐性あるけど、数々の意味ありげな「名前だけ出てくる人物」とか「語られない裏でいろいろあったんだよ」的な部分が「作者の他の作品orコレの外伝見てね」的でイヤだった。

とはいえラストのドンキーの手紙が???だったんでちょっと読み返してみたら転校していった彼からのものだと気がついたり、わかれば「スゲェ!」ってなる伏線もいくつかあるし。按配が難しいのね。
もっとヘヴィに考察してる人はこんなレベルだし
ttp://d.hatena.ne.jp/nyapoona/20091225/1261751977



*ミステリとして読まなくても、キャラが多すぎで役割的に首を傾げる奴が多く、案の定後半は笹浦と西がほぼメインになって他のやつらはフェードアウトしたりしてったのが微妙。428なんかでも最終的に2人に収斂してったけど、あっちはシナリオや構成がダンチで面白かったしなぁ。8人ぐらいでやってればキッチリまとまってたのかも。

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