難民探偵

2010年3月4日 読書
ネットカフェ在住の元警視庁警視・根深陽義、就職浪人・窓居証子、人気小説家・窓居京樹が京都で発生した殺人事件の謎に挑む。「戯言シリーズ」「化物語」で人気沸騰中の西尾維新が放つ、怪心の新・スイリ(推理)小説。

第一印象は「ああ、西尾もハードカバー書かせてもらえるぐらいになったんだな・・・」という感慨。

序盤は証子が就職難民になるまでの話で、面白いんだけど笑えない。身につまされすぎて。

で、登場人物が揃って事件が起きて...で例によって西尾的会話の応酬が始まるんだけど、これが過去最大級につまらん。一般向けに抑えたためか他の作品で見られるようなマニアックな(ヲタ的な)話題が出てこないせいか、軽快さやキレが無くてただダラダラとした印章。

トリック面は、あんま今の西尾維新に期待するのもナンだけどいくら何でも使い古されすぎ。

結論:短編で充分な話をいつもより数段劣る無駄な会話で引き伸ばしただけの駄作

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