三月三十一日。マユが破綻した。四月一日。僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。つまり元我が家だ。今では、そこは『大江家』の所有物となっていた。元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。窓には鉄格子がはめ込まれた、歪な洋館的風貌。屋内では、家人による鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。僕はすべてを受け入れ、屋敷を探索する。求めるものは、マユがまーちゃんに戻るための何か。しかし事態は混迷を極め始める。切られた電話線、水没する携帯電話、大江一家と共に閉じ込められる僕ら…ら?そうだ伏見、なんでついてきたんだよ。クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。…さて僕は。みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。

ラスト数ページでどうまとめるのかな?とページを手繰っていったら<次巻に続く>かよっ!このタイトルじゃ上下巻ってわかるかっ!

というわけで5巻もまとめて一気読み。

カラーページ登場人物イラストの茜がひどい。挿絵や本文中じゃ無邪気で天真爛漫なのに、あれじゃどー見ても「シンレデラのイジワルな義姉」的デザイン。おかげで初登場時の描写で茜と桃花の描写を逆に読み取っちゃってこんがらがった。今作中最大の叙述トリックかもしんない。

てゆーか今まであんま気にしなかったけど文章(特に修飾がかかる箇所とか)酷いなー。そりゃ俺も茜と桃花こんがらがるわー(責任転嫁


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