クリアするまで脱出不可能のデスバトルMMO『ソードアート・オンライン』に接続した主人公・キリト。最上階層を目指す“攻略組”の彼以外にも、様々な職業や考え方を持つプレイヤーがそこには存在していた。彼女たちはログアウト不可能という苛烈な状況下でも、生き生きと暮らし、喜び笑い、そして時には泣いて、ただ“ゲーム”を楽しんでいた。“ビーストテイマー”のシリカ、“鍛冶屋”の女店主・リズベット、謎の幼女・ユイ、そして黒い剣士が忘れることの出来ない少女・サチ―。ソロプレイヤー・キリトが彼女たちと交わした、四つのエピソードを、今紐解く。

「1巻あんな終わりで2巻どう続くのかと思ったら過去の外伝かよっ」とか「キリトさんフラグの立て逃げパネェっす!」とかこっちの突っ込みたいことをあとがきで先回りされてるんで正直困るw

文章のクオリティは前作から安定。アインクラッド世界のルールとか、リアルなようで仮想、仮想のようでリアルですごく魅力的。

ストーリーは短編なせいかわりとベタ方向で、特に3本目のラストはキリトさんがキラさん顔負けのスーパーハカーぶりを発揮しご都合的な展開やらかして「あーあ」って思った。そーゆーコトできるならもっと、チートとかやれんだろ?的な。

しかし4本目ラストはそんな不満を補って余りある。シナリオ的にはやっぱりベタだけど、最後のページの文章(ていうかアレ)と、「あの」挿絵の見開きワンセットは卑怯だろう、うん。どちらかというと挿絵の威力が大か。

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