獄霊島―そこは世界から忘れられた瀬戸内の孤島。ふたつの旧家の澱んだ血脈が、銀山の跡目を争うとき、和歌の調べとともに、悲しき連続殺人劇の幕が上がる!呪われた遺言、謎の大量殺人鬼、そして不可解な見立て。怨念の島に隠された忌まわしい因果とは…ってそんなことよりコモが死んじゃった!!コモが犯人に負けた!?もう、べろちゅうができないなんて、そんなのいやぁっ。

いきなり「巻末参照」とか文中に出てくるんで何事かと思ったら、本作ではあかねの妄想(毎度毎度2ページぐらい費やす)と供述調書を巻末に持ってきて「お読みになりたくない人は読まなくていいですよ」という親切設計。しかしフーダニットを当てるためには調書を読まないと推理することができないというワナ。

今回はその調書と、主に遺留品から犯人当てを行うのですが相変わらずギッチギチにロジカルでギャグ(?)パートとの落差も激しく。

最新のマンガ・アニメネタが入ってるのもいつもどおりだけど、島の旧家のキャラ「紗幕谷枝里&レマ」ってどっかで聞いた名前だなー?と思ったら「さくらの!」@杉井ピカルのヒロイン双子と同名だった。ぐーぐる先生によると

「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」とは、ヘブライ語で「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」という意味で、イエス・キリストが処刑される際に言った言葉である。

...なるほど元ネタちゃんとあるのか。島のもうひとつの旧家の長老「樽田久美」も「タリタ・クミ」でぐぐると

「少女よ、立って起きなさい。」とイエスが死んだ少女を甦らせるときにかけた言葉(アラム語)である。

だそーな。ちなみに謎解きにはあんまり関係ないw

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