学校の階段 10

2009年8月16日 読書
ラスト ラン、そして「その先」へ――!
「勝ちたい。勝たねばならない」
刈谷との階段レースに敗れるも、再戦を渇望する幸宏。来るべきそれを確信しつつ、すべての始まりである「あの日」に想いを馳せる刈谷。勝負にこだわるあまり周囲から孤立していく幸宏を気にかける階段部の面々――。しかし、彼等は知らなかった。二人の決戦に呼応するかのごとく創設以来最大の危機が階段部に迫っていることを……! ビバ青春の無駄足! すべての『疾走る者たち』に贈る学園グラフィティ、堂々完結!!


最終巻だというのに序盤は幸宏のDQNっぷりにイライラさせられること請け合いだけど、それはまぁ作者の計算の内で。中盤の覚醒イベントの後は怒涛と感動のクライマックスまで一直線。タメが見事だ。

ただ、欲を言うなら幸宏の目を醒ましてくれるのがミッフィー姉さんであって欲しかった(えー なんで三島さんなんだよ、と。まぁ後々見せ場はやってくるけども。

しかし幸宏ハーレムに決着が着かないのはともかく、「危険察知」をなぜできるのか?とか両親の謎とかその他諸々の伏線がブン投げられたまま終わるのか...「先」とか曖昧にも程があるし、ハーレムに至っては最後の最後でまた一人フラグ立てやがるしのー。

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