杉井光／神様のメモ帳

2009年4月19日読書コメント (2)

「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す!情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。

そんなわけでドラマCD化も決まったそうなので記念に（？）読んでみた。

コレの前に読んだのが「ばけらの！」「さくらファミリア」だったこともあってか、前半の緩い雰囲気はともかく中盤以降のビターな展開には驚いた。
ラノベでドラッグとかバイオレンス扱うのも珍しい上に、主人公が＊＊＊するとか一歩間違えればドン引きするところなんだけどあんまり嫌悪感は感じなかったり。

ラストや読後感もいい感じにビターなので（あそこで全て元通りのハッピーエンドになったら台無しだろうし）今のところ杉井氏の中では一番好き、かも。

＊えっと、とりあえず希望キャストはアリス（cv.杉井光）ナルミ（cv.杉井光）以下略で。