警察のイメージアップを図るため、日本のお偉方たちは、安易にも戦隊ヒーローブームにあやかり「警視庁戦隊」を作り、広報活動をさせることにした。部隊名は「警視庁特捜班ドットジェイピー」。ジェイピーはジャパニーズポリスの略。ドットが付くのは、なんか今風だから。集められたのは、性格に大きな難があるものの、格闘、射撃、コンピュータなどの達人にして美男美女の五人の警官。しかし、彼らを逆恨みする犯罪者が現れて…。戦え!世間の眼に負けるな!ドットジェイピー!浅はかで投げやりな平成ニッポンを照射し笑いのめす怪作、誕生。

引っ越した先が市内図書館から程近い事やインターネット予約が導入されたこともあって、隣市の図書館をここ数年利用してなかった。
まー講談社系のミステリ読む分にはそれでも充分っていうか居住区の市の図書館はそのジャンルにわりと強いんで良かったんだけど、最近ラノベ読みに調教されてしまってて。
検索したらウチの図書館、ラノベ(図書館的にはヤングアダルト文庫)が致命的に弱いのね。数年前まではそうでもなかったのに、最近のはほぼ無し。

ていうか1月に出たブギーの新刊がいつまで経っても入らない...

仕方がないんで何年かぶりに立ち寄ってみた。



*とりあえずブギーの新刊予約を済ませた後開架を閲覧してたらさー、純文学系に行っちゃって追いかけなくなったメフィ系の作家さんとか、執筆ペースが遅すぎて追いかけるのを断念した作家さんとか、単につまんなくなってフォローしなくなった作家さんとかの著書がズラリですよー。ウチの市の図書館にもあるのかも知れないけど、東西南北の分館にバラバラに散っていたりずっと貸し出し中だったりでこんなに一同に会するのを見れるのはこっちだけだよきっと!
もう「えへへへー」とかニヨニヨしながら品定め。本読みのサガだのー。



*で、なんでか我孫子。

あんまりにも遅筆なのと、「腐食の街」が合わなさすぎたのと、あと「かまいたち」のせいでもう検索対象外だったけど、喜国雅彦の表紙に釣られて。「傷だらけの天使たち」と「麻雀まんが(大)王」は大傑作なんだよっ!

内容は我孫子の初期に立ち返ったようなスラップスティック。爆笑するようなシーンこそなけれ、クスリとできる軽さはある。



*あ、ちなみにどっちの図書館にも杉井センセのご本はありませんでした。あえて搬入させず売上増加を狙う作戦ですね。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索