ISBN:4757729154 文庫 竹岡 美穂 エンターブレイン 2006/08/30 ¥630
文芸部部長・天野遠子。自称“文学少女”。彼女は、実は食べ物の代わりに物語を食べる妖怪だ。彼女の後輩・井上心葉は、常に彼女に振り回され、「おやつ」を書かされている。そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」などと書かれた紙片や、数字を書き連ねた謎の紙が投げ込まれる。文芸部への挑戦だと、心葉を巻き込んで調査をはじめる遠子だが、見つけた「犯人」は、「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で!?学園ミステリー、ビター&スイートな第2弾!

第一作目と比すると、鮮烈で瑞々しい味わいは薄れどんよりと重々しい、胃にもたれる味付けになったように思う。これは素材とした『嵐が丘』がそーいう物語だからであって、料理人を一概に責めるにわけにはいかないが。

しかし俺、実は『嵐が丘』はガラかめで演ってるのでしか見たことないんだよねー。あのヒースグリフとキャサリンのラブっぷりを見たら大人になってああなるなんて全然想像つかなかった。

このラノベらしからぬヘヴィな話にあって、心葉くんも鬱々悶々としてるのに遠子先輩のハートウォーミングな事といったら。貴重だ。

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