あさのあつこ/バッテリー
2007年2月20日 読書
ISBN:487692581X 単行本 佐藤 真紀子 教育画劇 ¥1,470
中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。
「一瞬の風になれ」の書評を読むと、対比としてその名が挙がることが多かったのがこの本。
以前にも何度か評判は聞いたことがあったし、3月には映画も上映するみたい(http://www.kadokawa.co.jp/battery/)なので、いい機会だから読んでみた。
「一瞬〜」との対比で言えば、あちらは明確な悪役や嫌悪感を抱かせるような人物は出て来ず、ひたすらさわやかで一種のファンタジー。
こちらは主人公の性格からしてエゴの塊で周りとの衝突も絶えず、大人たちはみな子供らの気持ちをわかってくれず話は息苦しい。
どっちが好きかって言われたら圧倒的に「一瞬〜」のほう。
正直中盤までは「なにこの主人公...」ってカンジで読むの辛かった。自分の年齢的に主人公よりその親のほうに近くなっちゃってるから、そちらのほうの考え方が現実的で同意できるってのがある。
読み進めていくうちにだんだん物語世界に没入して、主人公にもある程度共感できるようにはなったけどなんかなぁ。2巻以降の展開で、チームの輪を通して人間的に成長する展開だとは思うんだけど。
*そんな作品の一服の清涼剤は青波。刺々しい登場人物しないない中で、潤滑油のようにほんわかして和ませてくれる。コイツがおらなんだら、途中で挫折したかもね。
しかし映画の予告を見たら死亡フラグにしか見えない場面が...主人公の人間的成長のきっかけのためとか言って、死んじゃうのかなぁ...
中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。
「一瞬の風になれ」の書評を読むと、対比としてその名が挙がることが多かったのがこの本。
以前にも何度か評判は聞いたことがあったし、3月には映画も上映するみたい(http://www.kadokawa.co.jp/battery/)なので、いい機会だから読んでみた。
「一瞬〜」との対比で言えば、あちらは明確な悪役や嫌悪感を抱かせるような人物は出て来ず、ひたすらさわやかで一種のファンタジー。
こちらは主人公の性格からしてエゴの塊で周りとの衝突も絶えず、大人たちはみな子供らの気持ちをわかってくれず話は息苦しい。
どっちが好きかって言われたら圧倒的に「一瞬〜」のほう。
正直中盤までは「なにこの主人公...」ってカンジで読むの辛かった。自分の年齢的に主人公よりその親のほうに近くなっちゃってるから、そちらのほうの考え方が現実的で同意できるってのがある。
読み進めていくうちにだんだん物語世界に没入して、主人公にもある程度共感できるようにはなったけどなんかなぁ。2巻以降の展開で、チームの輪を通して人間的に成長する展開だとは思うんだけど。
*そんな作品の一服の清涼剤は青波。刺々しい登場人物しないない中で、潤滑油のようにほんわかして和ませてくれる。コイツがおらなんだら、途中で挫折したかもね。
しかし映画の予告を見たら死亡フラグにしか見えない場面が...主人公の人間的成長のきっかけのためとか言って、死んじゃうのかなぁ...
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