ISBN:4061824961 新書 篠田 真由美 講談社 ¥1,019
長崎県の孤島波手島。明治の教会が残る無人の島で、女たちが火に焼かれて死んだ。宗教的理由による集団自殺か、はたまた。事件性を疑う私立探偵に乞われ、桜井京介は現地へ向かう。その頃蒼はカルト教団に入信したまま戻らぬ友人を救出しようとしていた。ふたりに迫る悪意の罠。狂気の炎が再び空を焦がすとき、京介は蒼を救えるのか。

建築探偵シリーズの12巻。
あとがきによると、あと3巻でシリーズ完結らしい。

以下は一応ネタバレなので未読の方はご注意を。


ミステリ読む人はこのシリーズがどんなのか知ってると思うので今更説明しないが、今回もトリックとかは二の次で、

・男子禁制の教会に蒼が入ることを許された理由を聞かされたときの蒼のリアクション
・教会潜入時の尼さんコスプレ
・クライマックス、炎に包まれた館で死を覚悟した蒼の前に颯爽と現れる京介
・エピローグ、入院した蒼を見舞う親友・兄代わり・親代わりの3人が「やっぱお前一人暮らしだと危ない」と蒼同居争奪戦を繰り広げる中に現れ全部掻っ攫っていく京介

を楽しむ内容となっております。さすがだ。

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