毎月1日は映画の日で¥1000で見れる、というわけで「時をかける少女」を見に行ってきた。外道?なにそれ。

「いまさら原田知代の角川映画リメイクかよ...」「てかリメイク何度目だ?」という向きもあろう、ていうか自分がそうだったが、今回の話は原作版の20年後が舞台。今作主人公は前作の主人公・芳山和子の姪という設定。基本的なプロットは原作のままだが、細部のストーリーは全然違うので旧作を見てきた人にも新鮮だろう。

新宿で10:10からの回に行ったのだが立ち見も出る大盛況で、更に上映後外に出たら入場待ちの列が地下1階の入り口から館の外にまで伸びてた。口コミパワー恐るべし。

さて本編。

タイムリープモノといえば天丼ギャグと相場が決まっているが、今作序盤のそれは見事にきっちり決まっていて場内爆笑、ここで観客の心を掴んだように思う。

おなじくタイムリープの定番「序盤の何気ない出来事が後々の大事件のフラグになってる」も満載。思い返すと「ああ、あれはあれの伏線だったんだな」「あそこでああなることによって、後にああすることによってああいうことが引き起こされる展開の前フリになってるんだな」という点が多々。こういう練られた脚本が最後に収束してく様は見ていて非常に気持ちがいい。

そして全体に漂う夏の空気(青空、入道雲、汗、陽射しetc.)
高校生活の甘酸っぱい雰囲気、
道路標識などで表されるメタファー、
微妙な三角関係の心理描写、
新聞で「のび太級」と評された主役の「泣き」の演技(「うわぁぁん!」って感じ)

マジ良かった。

都内ですら新宿の1館のみと、評判の割に上映館が少なすぎる(外道とは真逆)ため見るのに苦労するが、見る価値のある映画だと思。

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