佐藤友哉/鏡姉妹の飛ぶ教室
2005年4月11日 読書
ISBN:4061824147 新書 佐藤 友哉 講談社 2005/02/08 ¥1,019
これぞ、佐藤友哉。
あの『クリスマス・テロル』から3年。おかえりなさい、佐藤友哉!
佐奈を待つものそれは死か? それとも死か??
誰もが365日分の1日で終わる予定でいた6月6日。鏡家の三女、鏡佐奈は突然の大地震に遭遇する。液状化した大地に呑み込まれていく校舎を彩る闇の色は、生き残った生徒たちの心を狂気一色に染め上げてゆく。衝撃の問題作、『クリスマス・テロル』から3年の沈黙を破り、佐藤友哉が満を持して放つ戦慄の<鏡家サーガ>例外編。あの90年代以降の「失われた」青春のすべてがここにある!みんなで飛ぼう!!
衝撃の「クリスマス・テロル」から3年、あのユヤタンが帰ってきました。素直にオカエリナサイです。
作風はかなりエンターテイメント寄りになってて、大筋は漂流教室+ポセイドン・アドベンチャーで随所にバトルが挿入。そんなのユヤタンじゃなくて西尾維新だよ、と誰もが思うし自分もそう思ったが、会話の端々のヲタクな比喩表現はユヤタン独特(西尾も近いノリではあるが)のもので安心。
今作中では頻繁に思想の違う登場人物たちが意見を突き交わして「弱者イコールマイナスではない」「本気で努力しろ」といったメッセージを投げかけてくる。この3年のユヤタンの状況とか考えると「前向きになったなー」と遠い気持ちにさせてくれる。
と思ったらラストがアレ。んでもって更にアレ。作品のテーマがカタストロフィしてるよ、アレ。
*次何読もうかな〜と巡回してたら、ブギーポップの最新刊が4/10に発売したみたいだ。読まねば。
これぞ、佐藤友哉。
あの『クリスマス・テロル』から3年。おかえりなさい、佐藤友哉!
佐奈を待つものそれは死か? それとも死か??
誰もが365日分の1日で終わる予定でいた6月6日。鏡家の三女、鏡佐奈は突然の大地震に遭遇する。液状化した大地に呑み込まれていく校舎を彩る闇の色は、生き残った生徒たちの心を狂気一色に染め上げてゆく。衝撃の問題作、『クリスマス・テロル』から3年の沈黙を破り、佐藤友哉が満を持して放つ戦慄の<鏡家サーガ>例外編。あの90年代以降の「失われた」青春のすべてがここにある!みんなで飛ぼう!!
衝撃の「クリスマス・テロル」から3年、あのユヤタンが帰ってきました。素直にオカエリナサイです。
作風はかなりエンターテイメント寄りになってて、大筋は漂流教室+ポセイドン・アドベンチャーで随所にバトルが挿入。そんなのユヤタンじゃなくて西尾維新だよ、と誰もが思うし自分もそう思ったが、会話の端々のヲタクな比喩表現はユヤタン独特(西尾も近いノリではあるが)のもので安心。
今作中では頻繁に思想の違う登場人物たちが意見を突き交わして「弱者イコールマイナスではない」「本気で努力しろ」といったメッセージを投げかけてくる。この3年のユヤタンの状況とか考えると「前向きになったなー」と遠い気持ちにさせてくれる。
と思ったらラストがアレ。んでもって更にアレ。作品のテーマがカタストロフィしてるよ、アレ。
*次何読もうかな〜と巡回してたら、ブギーポップの最新刊が4/10に発売したみたいだ。読まねば。
コメント