ISBN:4061824066 新書 西澤 保彦 講談社 2004/12/07 ¥882
超能力があったらな……。そんな貴方の願望を打ち砕く<チョーモンイン>シリーズ!
嗣子・響子・能解らが対峙(退治)する超難解な超常事件!
性悪美人の友人・真寿美(ますみ)に、人生を狂わされた地味で平凡なOL・波子は、嫌々招かれた豪邸で突然意識を失った。気づくと何故か手足を縛られ、裸同然の姿に!?そして雷鳴が轟く密室の中、“あの女”の死体が現れた!歪んだ人間関係と超能力が交錯する表題作ほか、神麻嗣子(かんおみつぎこ)、神余響子(かなまりきょうこ)、能解(のけ)警部らが超常事件と対峙する!


「チョーモンイン」シリーズの7作目にして4冊目の短編集。

今回はあとがきにもあるように、いつものレギュラーの視点ではなくそれぞれの事件の当事者からの視点、いわゆる番外編。保科さんとか嗣子ちゃんとかはホント〜〜〜にちょっとしか出ない。

番外編ということで、いつものスラップスティックなノリはナリを潜めている。そしてある意味ではいつもの西澤保彦のノリで、子供じみた思考のオトナたちがイカれた動機で犯罪を重ねたり、オチに救いが無くて限りなくブラックだったりする。チョーモンインシリーズを読んだ、という気がしない。
 
 
 
*おお、珍しく週2冊ペースで本読めてるや、ということは店がヒ(ry

とりあえず他に読んだ奴も

・「迷宮学事件」
つまらなかった。いじょ。
・「fの魔弾」
密室モノ。トリックは秀逸だが文章が手堅い、というか生真面目すぎてお話としての面白みには欠けた。

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