ISBN:4061833715 文庫 島田 荘司 講談社 1987/07 ¥750

何だか知らないうちにメル氏と「サトPINを文学青年にしてやろうプロジェクトX」が発動していたようで、なんかオススメの本紹介しなきゃな〜なんですが。
う〜ん、自分マトモに純文学読んでたのって高校生ぐらいまでで以降は”ヒトが死にまくる小説(byカイセ)”専門なんだよね。今更「ライ麦」とか「アルジャーノン」薦めたってそんなんとっくに読んでるよね?
 
 
 
*というわけで”新本格ミステリ”という新ジャンル・ムーヴメントを起こした古典的名作、新本格推理のバイブル、ついでに自分をミステリ読みに固定してしまった1冊を紹介。

あらすじ
『占星術殺人事件』は、画家・梅沢平吉の独白で幕を開ける。自らを悪魔憑きと信じる梅沢は狂気に満ちた幻覚や計画を開陳し、自らの命を絶つ前に6人の若く、美しい処女を解体し、それぞれの一部を組み合わせて完璧な女性の肉体を創造しようと目論む。しかし、凶行に及ぶ前に、梅沢自身が何者かに殺害されてしまう。その死後1カ月、彼の血縁の若い女性6人が相次いで失踪し、遺体の一部を持ち去られた状態で発見されるという、奇怪な連続殺人が起きる。占星術師でもある探偵の御手洗潔が、占星術の概念や記号が交錯する謎めいた事件に立ち向かう。


正直ビギナーには中盤の展開はタルいと思われるが、最後の解決編・トリックはすんげぇ衝撃的だった。間違ってもパラ読みしないように(図解説明があるから)。

ただこれも有名な話ですが、「金田一少年の事件簿」にてこれのメイントリックが丸々パクられて問題になったことがあるので、「金田一」読んでるならやめといたほうがいいかな、と。

その場合はもう1冊のバイブル、「占星術〜」が旧約聖書ならこっちは新約聖書と言われる綾辻行人の「十角館の殺人」でも読んでくらはい。

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