東京少年 CD ビクターエンタテインメント 1989/06/07 ¥3,066

マウンテン・サイクル発掘第2弾

#1 原っぱの真ん中で~Prologue~
このアルバムのメインになってる"原っぱの真ん中で"という曲の第1主題のみを抽出したプロローグ。
原っぱの真ん中で いつか
語り合えればいいよね
遠くまで見つめてる 君と
透きとおる風の中で

というほのぼの系な詩で曲調ものどか。しかしこれが...

#2 針とパズル
1コーラス目と2コーラス目で詩の密度が倍になるっつー変わった曲。推定形で終わるのが多くなげやりな感じ?

#3 コギト・エルゴ・スム
コギト・エルゴ・スム=「我思フ故ニ我在リ」=哲学者デカルトの言葉。意味深な歌詞が多いこのアルバムの中でもモロ哲学なタイトルなので難解かと思いきや、実は結構解りやすい。

#4〜#8は語ることないんで削除

#9 どっかいっちゃった
恋人に貰った指輪を失くしてパニくる...という歌。サビのはっちゃけ具合とAメロのドスの利いた低音具合のギャップが激しく、そこが聞き所。

#10・#11・#12省略

#13 原っぱの真ん中で
このアルバムのメイン曲。
~Prologue~と同じメロディ・詩だがコードがマイナー進行になり、伴奏も不協和音のアルペジオになって不安感が前面に押し出され180度違う曲調になっている。
更に第2主題では
死に至る病とは絶望のことである
死に至る病とは絶望のことである

とひたすらノイジィなエフェクトで連呼。なんかスゲェ。第1主題とどう繋がるのかさっぱりワカラン。ちなみに「死に至る病」は哲学者キルケゴールの書の名前。ゲリオン16話は96年でこのアルバムは89年なので、念のため。

#14 上を向いたつむじ
落ち込んで下を向いていても、ゆむじは上を向いているよ...
っつー童謡調の曲。
全編を通してポロンポロンと奏でられる鉄琴のような楽器が印象的。実はこれの解散ライブ見に行って、この曲がラス1前だったんで生で見ましたが鉄琴風の楽器の正体は”おもちゃのピアノ”そう、ドカベンの殿馬がよく弾いてるアレ。一人で胡坐かいて真っ暗な中スポットライトだけで弾いてるさまはただ唖然。でも名曲。

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