「神原駿河(かんばるするが)は、私の姉の娘だよ――眠らせておくには、惜しい才能さ」
“何でも知ってるおねーさん”臥煙伊豆湖。彼女が阿良々木暦に課す、終幕へ向かうための試練とは……?四百年の時を経て、蘇る武者――これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
青春は、「彼」を語らず終われない。
西尾維新の新刊を10日間も積読してしまったのは心苦しいが、俺にも色々とあるのですよ。貸し出し期限が決まっている図書館本を先に読まなければならないという都合がw
*伏線の回収に筆の多くを費やしていてくれてはいるが「それ正直後付けだろー」な部分が無いでもない。ただまぁ学習塾炎上事件前後の年表空白が埋まったことでスッキリして最終決戦に臨めるというもの。
神原の出番が多いのも嬉しい。あの子、話すことは一番変態だけど人間性の部分ではヒロイン中いちばんマトモだし。
“何でも知ってるおねーさん”臥煙伊豆湖。彼女が阿良々木暦に課す、終幕へ向かうための試練とは……?四百年の時を経て、蘇る武者――これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
青春は、「彼」を語らず終われない。
西尾維新の新刊を10日間も積読してしまったのは心苦しいが、俺にも色々とあるのですよ。貸し出し期限が決まっている図書館本を先に読まなければならないという都合がw
*伏線の回収に筆の多くを費やしていてくれてはいるが「それ正直後付けだろー」な部分が無いでもない。ただまぁ学習塾炎上事件前後の年表空白が埋まったことでスッキリして最終決戦に臨めるというもの。
神原の出番が多いのも嬉しい。あの子、話すことは一番変態だけど人間性の部分ではヒロイン中いちばんマトモだし。
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魔法科高校の劣等生 (11) 来訪者編(下)
2014年2月5日 読書
USNAの最強魔法師部隊『スターズ』総隊長、アンジー・シリウス少佐こと、魔法科高校交換留学生・リーナ。彼女の訪日と同時期に発生した『吸血鬼』事件は、彼らによる魔法科高校の襲撃、達也によるその撃退という結末で幕を閉じた。しかし『パラサイト』本体は『宿主』から抜け出しこの世界を漂い続け、そして次の宿主を見つけ出した。ヒューマノイド型ホームヘルパーロボット。付近にいた光井ほのかのパターンをコピーしたパラサイト=ピクシーは、その出自から、達也に付き従うことを決める。ピクシーからの情報により、『パラサイト』を理解した達也は、深雪らを連れ、残りの『パラサイト』を退治すべく、夜の青山霊園へと赴くが―。『最強の魔法師』と別次元からの『来訪者』を巡る激突は、魔法科高校を舞台に最終決戦を迎える!
なんていうか「3冊に分ける必要無かったんじゃないか感」を強く感じる下巻。
つーか中巻がイランのか。
シリウスは「米軍最強」なんだけどどうにも小者感と言うかかませ臭が酷すぎて可哀想になるし、パラサイトは死んじゃぁ取り憑きなおしで引き伸ばし臭凄いしで。もっとブラッシュアップしてほしーのぅ。
なんていうか「3冊に分ける必要無かったんじゃないか感」を強く感じる下巻。
つーか中巻がイランのか。
シリウスは「米軍最強」なんだけどどうにも小者感と言うかかませ臭が酷すぎて可哀想になるし、パラサイトは死んじゃぁ取り憑きなおしで引き伸ばし臭凄いしで。もっとブラッシュアップしてほしーのぅ。
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新約 とある魔術の禁書目録 (8)
2014年1月29日 読書
全世界を、陰から操る『グレムリン』。その科学と魔術の融合組織が起こした様々な『脅威』―ハワイでのテロ行為、バゲージシティでの『実験』、学園都市に眠る『不死の存在』の奪取―には、全て理由があった。『グングニル』。魔神オティヌスの最終目的であるその神槍製造を止めるため、『魔神になり損ねた男』オッレルスは、姿形を雷神トールと偽り、『グレムリン』の本拠地・サルガッソーへ侵入、調査を開始する。世界崩壊のカウントダウンは、間近に迫っていた。ところで学園都市の落ちこぼれ生徒・上条当麻といえば、彼が朝自宅で目覚めたら、レイヴィニア(幼い少女)にレッサー(エロい少女)が同じ布団に入っていた。最新刊登場!
やはりハイライトは上条と美琴とインデックスの共闘だろうか。美琴はともかく、インデックスが走る列車の屋根の上で平気で立ってられるのが謎といえば謎だがそこは10万3000冊でなんとかしたと脳内補完。
やはりハイライトは上条と美琴とインデックスの共闘だろうか。美琴はともかく、インデックスが走る列車の屋根の上で平気で立ってられるのが謎といえば謎だがそこは10万3000冊でなんとかしたと脳内補完。
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フルメタル・パニック! アナザー5
2014年1月27日 読書
社長のマオがテロで倒れ、民間軍事会社D.O.M.S.は激しく揺れ動く。姿を見せぬ新首脳陣、経営方針の大転換に残されたアデリーナたちは戸惑いと苛立ちを隠せない。会社を離れた市之瀬達哉もまた、陣代高校の卒業を間近に控え、自分自身の道に迷っていた。やっと戻ってきた日常にもかかわらず、彼の心を支配するのは拭いきれぬ違和感ばかり。周囲とズレていく思考、埋められない家族や友人との差異。そして、仲間から突きつけられた厳しい選択―。苦悩と逡巡の末、達哉が下した大きな決断とは!?―。
ん、ん~なんかしっくり来ないのは、尼レビューにもあるように達哉の「戦場へ戻る理由」が過去のエピソードの積み重ねの上に無いから、なんだろうと思う。
個人的にはシリアスなドンパッチよりも、半分ギャグな日常のほうが好きなシリーズなんだけどどんどんシリアスに行ってしまって。
ん、ん~なんかしっくり来ないのは、尼レビューにもあるように達哉の「戦場へ戻る理由」が過去のエピソードの積み重ねの上に無いから、なんだろうと思う。
個人的にはシリアスなドンパッチよりも、半分ギャグな日常のほうが好きなシリーズなんだけどどんどんシリアスに行ってしまって。
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去年の冬、きみと別れ
2014年1月17日 読書
『掏摸(スリ)』で話題沸騰の中村文則、
2013年唯一の書き下ろし小説!
「僕はあなたについての本を書くと決めたのです」
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。事件の全貌及び被告の素顔をあぶり出し、ノンフィクション作品として刊行することを出版社から依頼されたからだ。
被告の職業はカメラマン。その才能は海外からも高く評価されるほどのものだが、被写体への異常なまでの執着が乗り移ったかのような彼の写真は、見る物の心をざわつかせた。
彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けている。だが、何かがおかしい。調べを進めるほど、事件への違和感は強まる。そして、関係者たちの精神的な歪みが「僕」をのみ込んでいく。
彼は一体なぜ、女たちを殺したのか? それは本当に殺人だったのか?
何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、事件は混迷の度合いを深めていく。
事件の真相に分け入った時に見えてきたもの、それは――?
日本のみならず世界がその動向に注目する中村文則氏、渾身の書き下ろし小説!
ブランチで紹介されて興味を持ち、文春ミスにもランクインしていたんで期待して読んだんだが...
作者、純文畑の人らしくて明らかにミステリの書き手としては拙いの。
アレっすよ、酷い例えだけれど、新本格ミステリすら知らずにうみねこ作っちゃった竜騎士みたいな、そんな感じ。
ネタバレも恐れずに言うと所謂叙述トリックモノなんだけど、叙述モノとしてはもう折原氏とかが十何年も前に通過したようなプロットやテクをいまさら書いちゃってるのね。だからもう読んでて先が見えるというか。
そういやコレ、このミスでは15位、本ミスではランク外だったなぁ。こっちの選者はその辺目は確かか。
2013年唯一の書き下ろし小説!
「僕はあなたについての本を書くと決めたのです」
ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。事件の全貌及び被告の素顔をあぶり出し、ノンフィクション作品として刊行することを出版社から依頼されたからだ。
被告の職業はカメラマン。その才能は海外からも高く評価されるほどのものだが、被写体への異常なまでの執着が乗り移ったかのような彼の写真は、見る物の心をざわつかせた。
彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けている。だが、何かがおかしい。調べを進めるほど、事件への違和感は強まる。そして、関係者たちの精神的な歪みが「僕」をのみ込んでいく。
彼は一体なぜ、女たちを殺したのか? それは本当に殺人だったのか?
何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、事件は混迷の度合いを深めていく。
事件の真相に分け入った時に見えてきたもの、それは――?
日本のみならず世界がその動向に注目する中村文則氏、渾身の書き下ろし小説!
ブランチで紹介されて興味を持ち、文春ミスにもランクインしていたんで期待して読んだんだが...
作者、純文畑の人らしくて明らかにミステリの書き手としては拙いの。
アレっすよ、酷い例えだけれど、新本格ミステリすら知らずにうみねこ作っちゃった竜騎士みたいな、そんな感じ。
ネタバレも恐れずに言うと所謂叙述トリックモノなんだけど、叙述モノとしてはもう折原氏とかが十何年も前に通過したようなプロットやテクをいまさら書いちゃってるのね。だからもう読んでて先が見えるというか。
そういやコレ、このミスでは15位、本ミスではランク外だったなぁ。こっちの選者はその辺目は確かか。
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「貴族探偵」を名乗る謎の男が活躍する、本格ミステリーシリーズ第2弾!
今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決! 期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。
「消去法」という推理法のあやふやさ加減を、それを駆使する女探偵が悉く失敗することによって表現してい...るのか?w
亡くなった師匠探偵がもしかして麻耶作品のあの人なんじゃないか的な期待もしましたが、そんなファンサービスも無く(まぁ該当する要素のある探偵たちはみなこの師匠探偵のような人格者とはとても言えないので除外なのだが)
今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決! 期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。
「消去法」という推理法のあやふやさ加減を、それを駆使する女探偵が悉く失敗することによって表現してい...るのか?w
亡くなった師匠探偵がもしかして麻耶作品のあの人なんじゃないか的な期待もしましたが、そんなファンサービスも無く(まぁ該当する要素のある探偵たちはみなこの師匠探偵のような人格者とはとても言えないので除外なのだが)
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魔法科高校の劣等生 (10) 来訪者編(中)
2014年1月9日 読書
西暦二〇九五年十二月。雫との『交換留学生』として、USNA(北アメリカ大陸合衆国)からリーナが魔法科高校にやってきた。達也は、彼女が大規模破壊兵器に匹敵する戦略級魔法師「十三使徒」の一人であることを瞬時に見抜く。そして、同じ時期に東京で発生した『吸血鬼』事件―魔法師の血液を抜き取る連続傷害事件との関わりを探るのだった。『吸血鬼』事件の全容は次第に明らかになりつつあった。達也のヒントと幹比古の古式魔法によって、『吸血鬼』の正体が『パラサイト』と呼ばれる『魔性』であることを突き止める。しかし、別次元から意図せずに招かれたその『来訪者』は、ついに魔法科高校に襲来する。その『吸血鬼』の正体(宿主)は、意外な人物で―!
上中下の中巻ということもあってか、話はあんまり進まないのだけれども、その分バレンタインデーとかの日常話が楽しい。
表紙にも出張ってくるメイドロボは...狙いすぎで正直アレだが
上中下の中巻ということもあってか、話はあんまり進まないのだけれども、その分バレンタインデーとかの日常話が楽しい。
表紙にも出張ってくるメイドロボは...狙いすぎで正直アレだが
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ソードアート・オンライン プログレッシブ (2)
2014年1月7日 読書
アインクラッド第二層のボスモンスターを、激闘の果てに倒した“ビーター”のキリトと、その暫定的パートナーである細剣使いアスナは、次なるフロアへの階段を上る。第三層。そこで二人を待ち構えていたのは、フロア全体を深く包み込む大森林と、初めての大型キャンペーン・クエストだった。森の中で戦う二種族のエルフの騎士たち。そのどちらかに加勢することで、クエストは開始される。“ベータテスト”時は必ず相討ちになっていた二人のNPCだが、キリトたちは黒エルフの女性騎士“キズメル”を生き残らせることになぜか成功してしまう。ベータ時との違いに戸惑いながらも、NPCであるキズメルと交流を深める二人。一方、他プレイヤーたちによって、ついに第三層初の“攻略会議”も開催される。そしてその会議の場で、キリトとアスナは、ひとつの重大な選択を迫られる…。
やはり「整合性」という大きな問題が立ちはだかるのだが、だからといってアスナと全く絡まなくて彼女の出番が無く、キリトが孤独にソロプレイ続ける話を70巻も続けられても当然文句は出るわけで。やっぱりifものにしてガンダムやマクロスのTV版と映画版みたいなモンだと謳っておけばよかったろうに。
あと、作者あとがきでも触れているが後半の端折りっぷりがヒドいwww
やはり「整合性」という大きな問題が立ちはだかるのだが、だからといってアスナと全く絡まなくて彼女の出番が無く、キリトが孤独にソロプレイ続ける話を70巻も続けられても当然文句は出るわけで。やっぱりifものにしてガンダムやマクロスのTV版と映画版みたいなモンだと謳っておけばよかったろうに。
あと、作者あとがきでも触れているが後半の端折りっぷりがヒドいwww
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4
2014年1月3日 読書
「「「「Lv.2~~~~~~!?」」」」
先のミノタウロス戦での勝利により、Lv.2到達、世界最速兎(レコードホルダー)となったベル。
一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった少年の元には、仲間への勧誘が絶えない。
廻り巡る環境。そんな折――
「俺と契約しないか、ベル・クラネル?」
偶然にも自身の装備《兎鎧》を創った鍛冶師のヴェルフと出会い、仲間を組むことに。
しかも、彼は圧倒的な力を誇る《魔剣》唯一の創り手らしいのだが……?
犬人ナァーザ、そして女神ヘスティア、ベルが交わした2つのアナザーエピソードも収録!
これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
今回は大きなヤマも無く、新キャラの♂鍛冶師がパーティーに加わって終わり。
目次見てなかったから、中篇1+短編2だと知らなくて「え?ここで終わり?」感が物凄い。
新キャラは扉絵の後姿がカミナの兄貴みたいだったんで「すわ死亡フラグ?」と身構えたけど、本編読んだら別にそれ以上フラグを立てることは無かったので一安心。
山場は無かったケド、二つ名を決める神々の会議のシーンは面白かったw
この世界モロにゲームなんだけど、実際のところ神々ってどういう存在で世界はどういう構造になってるのかなぁ。神々=現実世界でのネットゲーマーがロールプレイしている、だったらなんかヤだなぁ。
先のミノタウロス戦での勝利により、Lv.2到達、世界最速兎(レコードホルダー)となったベル。
一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった少年の元には、仲間への勧誘が絶えない。
廻り巡る環境。そんな折――
「俺と契約しないか、ベル・クラネル?」
偶然にも自身の装備《兎鎧》を創った鍛冶師のヴェルフと出会い、仲間を組むことに。
しかも、彼は圧倒的な力を誇る《魔剣》唯一の創り手らしいのだが……?
犬人ナァーザ、そして女神ヘスティア、ベルが交わした2つのアナザーエピソードも収録!
これは、少年が歩み、女神が記す、
── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
今回は大きなヤマも無く、新キャラの♂鍛冶師がパーティーに加わって終わり。
目次見てなかったから、中篇1+短編2だと知らなくて「え?ここで終わり?」感が物凄い。
新キャラは扉絵の後姿がカミナの兄貴みたいだったんで「すわ死亡フラグ?」と身構えたけど、本編読んだら別にそれ以上フラグを立てることは無かったので一安心。
山場は無かったケド、二つ名を決める神々の会議のシーンは面白かったw
この世界モロにゲームなんだけど、実際のところ神々ってどういう存在で世界はどういう構造になってるのかなぁ。神々=現実世界でのネットゲーマーがロールプレイしている、だったらなんかヤだなぁ。
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3
2014年1月2日 読書
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス……。 立ちはだかる最強の因縁を前に、少年は冒険へと臨む──!! 圧倒的ファンタジーinダンジョン、第3弾!
「……君は、臆病だね」
「!?」
「臆病でいることは冒険で大切なこと。
でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」
突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。
そこで突きつけられてしまった事実。
自分を抉る最大の因縁。
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。
そして少年は初めて思った。
僕は── 英雄になりたい。
『偉業を成し遂げればいい、
人も、神々さえも讃える功績を』
これは、少年が歩み、女神が記す、 ── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
イラスト/ヤスダスズヒト
(C)2013 Fujino Omori / SOFTBANK Creative Corp.
なんかweb版読者からの評判が悪いな~と思ったら、アイズとの特訓シーンはweb版だとリューさんとの特訓だったとか。ああ、そりゃぁなぁ...中途半端なフラグシーンしかなかったし。
そう言われると全体の構成とかインパクトもなんだか微妙に見えてきてしまうが、ミノとのバトルシーンは良かったしそこまで...とも思う。
「……君は、臆病だね」
「!?」
「臆病でいることは冒険で大切なこと。
でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」
突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。
そこで突きつけられてしまった事実。
自分を抉る最大の因縁。
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。
そして少年は初めて思った。
僕は── 英雄になりたい。
『偉業を成し遂げればいい、
人も、神々さえも讃える功績を』
これは、少年が歩み、女神が記す、 ── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
イラスト/ヤスダスズヒト
(C)2013 Fujino Omori / SOFTBANK Creative Corp.
なんかweb版読者からの評判が悪いな~と思ったら、アイズとの特訓シーンはweb版だとリューさんとの特訓だったとか。ああ、そりゃぁなぁ...中途半端なフラグシーンしかなかったし。
そう言われると全体の構成とかインパクトもなんだか微妙に見えてきてしまうが、ミノとのバトルシーンは良かったしそこまで...とも思う。
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背徳のぐるりよざ セーラー服と黙示録
2014年1月1日 読書
ヴァチカン直轄の探偵養成学校「聖アリスガワ女学校」恒例行事・三泊四日の春期合宿が始まった。しかし、遠征先への移動中、運転手は倒れ、生徒たちは次々と気を失い…。気がつくとそこは、目的地とまったく別の「鬱墓村」という、戦争が終わったことも知らない、刻が止まった奇怪な村だった。そして、彼女たちの前で立て続けに起こる殺人事件。犯人論を得意とする、フーダニットの島津今日子、手口論を得意とする、ハウダニットの古野みづき、動機論を得意とする、ホワイダニットの葉月茉莉衣。女学校が誇る精鋭三人組の華麗なる探偵術は、呪われた鬱墓村に、真実と救いの光をもたらすことができるのか!?
前作はどことなく設定倒れというか、3人の少女探偵がそれぞれフーダニット・ハウダニット・ホワィダニットを分担して推理する...という構成がぎこちなかったりしたものだけれども、近作はその辺鮮やかになっていた。
舞台設定が例によってとんでもないんだけど、それを割り切って読んでしまえば純粋推理に心地良く浸れる。
ただ、表紙に3人娘のイラストがあるんだけど、これがまた前作で抱いた作中イメージと違う違うw つか今作読んでも違和感バリバリ出るので(作中の外見描写と矛盾はしてない...してないけれども...ねぇ?)そこだけ引っかかった。
前作はどことなく設定倒れというか、3人の少女探偵がそれぞれフーダニット・ハウダニット・ホワィダニットを分担して推理する...という構成がぎこちなかったりしたものだけれども、近作はその辺鮮やかになっていた。
舞台設定が例によってとんでもないんだけど、それを割り切って読んでしまえば純粋推理に心地良く浸れる。
ただ、表紙に3人娘のイラストがあるんだけど、これがまた前作で抱いた作中イメージと違う違うw つか今作読んでも違和感バリバリ出るので(作中の外見描写と矛盾はしてない...してないけれども...ねぇ?)そこだけ引っかかった。
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ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン
2013年12月26日 読書
何も思い出せない―私が目覚めたとき、そこにあったのは奇妙な黒帽子と黒マント、そして生物を一瞬でばらばらにしてしまう能力だった。そんな私の耳に届く不気味な噂“ブギーポップは人が最も美しいとき、醜くなる寸前に殺してくれるんだって”その特徴はなんだか、私の黒帽子と変に一致していて…。何も覚えていない彼女と、何もかもを拒絶している彼女と、自分では何も決められない彼女が出会うとき、世界の裏で錆びついていたはずの呪いが動き出す。人々の心に染み込んで、すべてを崩壊させてしまう悪夢が滲み出てくる。生ける屍が徘徊する衰都の騒乱を征するのは死神の断罪か、幻想少女のイマジネーションか…?
「完結編への布石」というキャッチだったので期待してみたが、また何だか話が進んだような進まないようなモヤモヤが。
初期のキャラが回想妄想含めて大量に再登場してファンサービスは十分感じたけど。イマジネーターさんは死後なのにどこまで引っ張るのやら。
あと表紙はまだともかく挿絵が...ユージンきゅんはあんなんじゃネーヨ...
「完結編への布石」というキャッチだったので期待してみたが、また何だか話が進んだような進まないようなモヤモヤが。
初期のキャラが回想妄想含めて大量に再登場してファンサービスは十分感じたけど。イマジネーターさんは死後なのにどこまで引っ張るのやら。
あと表紙はまだともかく挿絵が...ユージンきゅんはあんなんじゃネーヨ...
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パダム・パダム Eの悲劇’80
2013年12月25日 読書
綾辻行人氏推薦! 警察のリアルに描かれる極上のフーダニット
京都府警の本部至近ばかりで発生する、連続眼球強奪殺人。
若きキャリア警察官・二条実房は、被疑者必検の命を受けて、捜査本部のある平安署に署長として赴任するが……。
迫真の警察小説がさらなる進化を遂げる!
警察のウンチクやら用語解説やらが長ったらしくて素っ飛ばして読んでたら、そこがフーダニットのキモになっているというw
いやまぁそんな予感はしてたんですが、時間無くって...
解決は...二条さん思い切った人だなぁ。天帝シリーズに出てきたときはこんな人だとはついぞ思わなかったよw
京都府警の本部至近ばかりで発生する、連続眼球強奪殺人。
若きキャリア警察官・二条実房は、被疑者必検の命を受けて、捜査本部のある平安署に署長として赴任するが……。
迫真の警察小説がさらなる進化を遂げる!
警察のウンチクやら用語解説やらが長ったらしくて素っ飛ばして読んでたら、そこがフーダニットのキモになっているというw
いやまぁそんな予感はしてたんですが、時間無くって...
解決は...二条さん思い切った人だなぁ。天帝シリーズに出てきたときはこんな人だとはついぞ思わなかったよw
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猪丸家に突然、謎の女が現れる。その名は、葦子。狐狗狸さんのお告げを伝える彼女が後妻に来てから、何かがおかしい…。そんなある日、屋敷の二階で密室殺人が起きた。惨事の元凶は狐狗狸さんなのか、はたまた…。旧家をおそった凄惨な事件を、刀城言耶が解明する(「密室の如き籠るもの」)。表題作ほか、全4編収録。シリーズ最新作。
この作者さんの本は「首無し~」一作を読んだっきりご無沙汰だったが、いつか読もうと思っていたのでこの機会に。
唯一読んだ「首無し」が(ネタバレ)で変化球気味だったので、刀城言耶シリーズ初歩として何から読もうか?と漁ったら短編集のコレになった。
若干トリックが「ねーよwww」だったり、「え、そっちの謎には触れないの?」だったりはあるが概ね好感。
この作者さんの本は「首無し~」一作を読んだっきりご無沙汰だったが、いつか読もうと思っていたのでこの機会に。
唯一読んだ「首無し」が(ネタバレ)で変化球気味だったので、刀城言耶シリーズ初歩として何から読もうか?と漁ったら短編集のコレになった。
若干トリックが「ねーよwww」だったり、「え、そっちの謎には触れないの?」だったりはあるが概ね好感。
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復活: ポロネーズ 第五十六番
2013年12月18日 読書
未知のウイルス、感染爆発、民族滅亡の危機、そして超大国による、占領――ディストピアに残された、最後の希望とは?日本の独立が失われて既に十年。劣等民族としての日本人には、もはや抵抗する力がなかった。ある不思議な数列と、『涙の雫』なるものを除いて――そして今、運命に選ばれた高校生が旅立つ。未来の鍵となるふたりがディストピアと化した祖国をさまよう果てに見るものは? 稀代のストーリーテラーが贈る、書き下ろし長編。
うーん、ワシ、某国のことは人並みのネトウヨ並に嫌いだけど、それにしたってこの本の描写はプロパガンダ臭過ぎやしないかと思ってしまうわーコレ。
お話としては逃避行しつつ流されて終わりでうーん。
ただまほらー的にはスターシステム的な登場人物と、ラストページのアレでなんかもう赦せて仕舞う。ちょろいと思われても仕方ないなw
うーん、ワシ、某国のことは人並みのネトウヨ並に嫌いだけど、それにしたってこの本の描写はプロパガンダ臭過ぎやしないかと思ってしまうわーコレ。
お話としては逃避行しつつ流されて終わりでうーん。
ただまほらー的にはスターシステム的な登場人物と、ラストページのアレでなんかもう赦せて仕舞う。ちょろいと思われても仕方ないなw
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このミステリーがすごい! 2014年版
2013年12月11日 読書
おおぅベスト10内1作も読んでいない...
ま、これから年末に向けて読む楽しみが増えたさハハハ...と言いたい所だが、先週ミステリを4冊も読めたのに対し今週はゼロ。新作で忙しくて、家帰ってもオクの管理で読む暇が無い(※アニメのエアチェックと、プラモを組んで塗装する暇はあるので誤解無きよう)
ま、これから年末に向けて読む楽しみが増えたさハハハ...と言いたい所だが、先週ミステリを4冊も読めたのに対し今週はゼロ。新作で忙しくて、家帰ってもオクの管理で読む暇が無い(※アニメのエアチェックと、プラモを組んで塗装する暇はあるので誤解無きよう)
その警官、危険!
暴力に囚われた“怪物”の魔の手が子供たちに――
このゲームの終着点は!?
『殺戮にいたる病』を凌ぐ衝撃作!
2年前に母が失踪して以来、小学5年生の心澄望(こすも)と
弟の甲斐亜(がいあ)は父・茂雄の暴行を受け続けていた。
夏休みのある日、庭で穴を掘る茂雄の傍らに甲斐亜の死体が。
目撃した心澄望とクラスメートの智樹を、茂雄が追う!
死に物狂いで逃げる彼らを襲う数々のアクシデント!!
茂雄が警察官であるゆえ、警察も頼れない二人の運命は――。
そして待っていたのは、恐怖と驚愕の結末!!
「いや警察行けよ」と最初っからツッコまざるを得ない状況、クズな友人父親と、別の意味でクズな友人、そして「いやその行動取ったら余計悪いほうに..」という行動ばっかりする主人公、と読んでてストレスフル。
「警察行かない」の部分は最後のオチにかかってくるのだが...なんという読後感の悪さ。
暴力に囚われた“怪物”の魔の手が子供たちに――
このゲームの終着点は!?
『殺戮にいたる病』を凌ぐ衝撃作!
2年前に母が失踪して以来、小学5年生の心澄望(こすも)と
弟の甲斐亜(がいあ)は父・茂雄の暴行を受け続けていた。
夏休みのある日、庭で穴を掘る茂雄の傍らに甲斐亜の死体が。
目撃した心澄望とクラスメートの智樹を、茂雄が追う!
死に物狂いで逃げる彼らを襲う数々のアクシデント!!
茂雄が警察官であるゆえ、警察も頼れない二人の運命は――。
そして待っていたのは、恐怖と驚愕の結末!!
「いや警察行けよ」と最初っからツッコまざるを得ない状況、クズな友人父親と、別の意味でクズな友人、そして「いやその行動取ったら余計悪いほうに..」という行動ばっかりする主人公、と読んでてストレスフル。
「警察行かない」の部分は最後のオチにかかってくるのだが...なんという読後感の悪さ。
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明晰な推理力をもつ安楽椅子探偵は公務員!
悩める市民の相談ごとが次々に持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」の窓口。そこで対応する職員にして、黒い腕貫を嵌めたその男は、じつに聞き上手。相談者のこみいった個人的事情を聞きだすうちに、奇怪な事件の糸口が…。立て籠もり? 偽装殺人? 詐欺? 轢き逃げ? などなどさまざまな事件も、人間関係をほぐされていくと意外にも…。日常の暗部に恐ろしい罠が待ち受けているのが人生にはちがいないが!? あっけらかんとプライベートな秘密に迫る、嫌味なまでに冷静沈着な腕貫男は神出鬼没なくせに、杓子定規な市民サーヴィス課苦情相談係。そんな腕貫男を慕うエキセントリックな彼女は食いしん坊。オフタイムの腕貫のもとへ難題を持ち込むのだが…。軽妙な筆致でユーモラスに描く、西澤ワールド炸裂の連作ミステリ六編。
1作目はかなり前に読んでて、2作目のこれは「いつでも読めるから、他に読みたいものが無くてヒマでどーしようもないときに読もう」と放っておいたらいつの間にかシリーズが4冊目まで出てて、しかもその3作目と4作目のあらすじが面白そう...なのでとっておきを消化。
*読んでみるといつもの西澤さんらしいロジックの展開で唸らせられる。
前作では「人間じゃないんじゃね?」と思うまで人間味が薄かった腕貫さんも、主に料理関係で意外な一面を見せキャラクターとして多様性が増した。個人的には前作の浮世離れ感も捨てがたいが。
ただ、トリックは「都合の良すぎる記憶喪失」が1度だけならともかく何度も出てきて、それはちとあんいーなんじゃないかとツッコまざるを得なかったりもする。
悩める市民の相談ごとが次々に持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」の窓口。そこで対応する職員にして、黒い腕貫を嵌めたその男は、じつに聞き上手。相談者のこみいった個人的事情を聞きだすうちに、奇怪な事件の糸口が…。立て籠もり? 偽装殺人? 詐欺? 轢き逃げ? などなどさまざまな事件も、人間関係をほぐされていくと意外にも…。日常の暗部に恐ろしい罠が待ち受けているのが人生にはちがいないが!? あっけらかんとプライベートな秘密に迫る、嫌味なまでに冷静沈着な腕貫男は神出鬼没なくせに、杓子定規な市民サーヴィス課苦情相談係。そんな腕貫男を慕うエキセントリックな彼女は食いしん坊。オフタイムの腕貫のもとへ難題を持ち込むのだが…。軽妙な筆致でユーモラスに描く、西澤ワールド炸裂の連作ミステリ六編。
1作目はかなり前に読んでて、2作目のこれは「いつでも読めるから、他に読みたいものが無くてヒマでどーしようもないときに読もう」と放っておいたらいつの間にかシリーズが4冊目まで出てて、しかもその3作目と4作目のあらすじが面白そう...なのでとっておきを消化。
*読んでみるといつもの西澤さんらしいロジックの展開で唸らせられる。
前作では「人間じゃないんじゃね?」と思うまで人間味が薄かった腕貫さんも、主に料理関係で意外な一面を見せキャラクターとして多様性が増した。個人的には前作の浮世離れ感も捨てがたいが。
ただ、トリックは「都合の良すぎる記憶喪失」が1度だけならともかく何度も出てきて、それはちとあんいーなんじゃないかとツッコまざるを得なかったりもする。
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犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題
2013年12月6日 読書
十年前に解散した女性三人組アイドル・トライスター。彼女たちが所属していた事務所の元社長・折野が他殺死体で見つかった。犯人と目されたのは、元ファンクラブ会長の安田。安田は自身のブログに折野殺害をほのめかす声明文をアップした直後、服毒自殺していた。しかし捜査を進めるうち、安田の共犯者がトライスターのメンバー内にいたことがわかる。モッチ、メグ、アズミン、三人の女神のうち、いったい誰が犯人なのか―(表題作)。名探偵・法月綸太郎が六つの難事件に挑む本格ミステリ後編。
前作から5年弱をかけて漸く完結した後編。つーても連作短編じゃなく普通の短編集なので「最後にすべての伏線がひとつに!」みたいな派手な仕掛けは無い。
どれもロジカルで面白いのだが、「天秤座」は犯人の仕掛けた罠を一つ一つ崩していく過程が緻密で良い。「蠍座」は最初の方に出てきた「通話記録」が推理のキモだなー、と解りつつもそこからどう推理するのか?とまったく予想が付かなかっただけに、解決のキレには舌を巻いた。
うん、やっぱりのりりんだな。
前作から5年弱をかけて漸く完結した後編。つーても連作短編じゃなく普通の短編集なので「最後にすべての伏線がひとつに!」みたいな派手な仕掛けは無い。
どれもロジカルで面白いのだが、「天秤座」は犯人の仕掛けた罠を一つ一つ崩していく過程が緻密で良い。「蠍座」は最初の方に出てきた「通話記録」が推理のキモだなー、と解りつつもそこからどう推理するのか?とまったく予想が付かなかっただけに、解決のキレには舌を巻いた。
うん、やっぱりのりりんだな。
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2014本格ミステリ・ベスト10
2013年12月4日 読書
ロング・インタビューは北山猛邦、深木章子。
若手のホープ円居挽×森川智喜対談など、多くの作家・評論家を輩出している大学ミステリ研究会を特集!
もちろん国内・海外ランキングから映像・評論・ゲームまで網羅した本格年鑑。
P君からのラノベ爆撃を駆逐し尽くして、ようやっと本来のミステリ読みになれると思ったらもう各社のベスト10が出揃う季節に。
本ミスは自分にとってはお馴染みな作家さんが上位なので読みやすい。なにしろ1位が摩耶氏だしw 昨日たまたま借りたとある本もベスト10内に入ってたし。
一方で文春ミステリベスト10はというと
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3416
あまり自分が読まない系ジャンルが上位に多い。麻耶氏も20位以下だし。
あとは来週のこのミスかぁ。
若手のホープ円居挽×森川智喜対談など、多くの作家・評論家を輩出している大学ミステリ研究会を特集!
もちろん国内・海外ランキングから映像・評論・ゲームまで網羅した本格年鑑。
P君からのラノベ爆撃を駆逐し尽くして、ようやっと本来のミステリ読みになれると思ったらもう各社のベスト10が出揃う季節に。
本ミスは自分にとってはお馴染みな作家さんが上位なので読みやすい。なにしろ1位が摩耶氏だしw 昨日たまたま借りたとある本もベスト10内に入ってたし。
一方で文春ミステリベスト10はというと
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3416
あまり自分が読まない系ジャンルが上位に多い。麻耶氏も20位以下だし。
あとは来週のこのミスかぁ。