ゲームに似た異世界へ召喚されたディアヴロは、手違いで奴隷にしてしまった豹人族のレムと、エルフのシェラ、さらに幼女魔王のクルムを従え、波乱に満ちた異世界ライフを過ごしていた。ある日、聖騎士に追われていた聖女を助ける。彼女は教会の最重要人物だった。事情を知ったディアヴロたちは、魔王領の都市ジルコンタワーまでの護衛を引き受ける。何日もかけて行った街では、様々な問題が起きており…そのうえ超巨大魔獣が出現して突っこんできた!「これより多重魔術を使う!レムよ。周りを警戒しておけ!」魔王を名乗るディアヴロが、神の信徒の守り神に!?やがて世界を震撼させる魔王(演技)が絶対的な強さで突き進む冒険譚、第四幕!

新キャラを動かすために、前巻までのキャラを留守番にして新しい土地へ行くという点に雑さを感じないでもないが、作中的にはそれなりに納得のいく理由づけがされてるのでまぁ。
あまり同時にたくさんの人は動かせないのでしょう。

唐突に手コキが始まったときはどうなのよとは思った。
MMORPGクロスレヴェリに似た異世界へ召喚された坂本拓真は、手違いで召喚主の少女二人を奴隷としてしまう。訳アリな豹人族の少女レムと、家出中のエルフ王女シェラだ。拓真はゲームのままの強力な魔術を使い、彼女たちと街を魔族から守る大活躍。しかし、平穏は長く続かなかった。エルフの王国から『王女を渡さねば開戦』と要求される。自由を諦めようとするシェラ……気弱な拓真だったが、ゲームでやっていた魔王ロールプレイを発揮し、言い放つ。
「我を侮るな。国軍ごときに魔王が屈するなどあろうはずがない!」
魔王がエルフの王国と激突する!? 世界を震撼させる魔王(演技)が絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、第二幕!


主人公MMOでトッププレイヤーだったくせにあの程度の姦計も見抜けないとか...
あと2巻にして早くも大苦戦で、まあ普通の小説なら普通にアリなんだけど俺tueeee系のこの手のラノベでそれはどうなの。しかも相手は地方都市の領主レベルだし。
MMORPGクロスレヴェリにおいて坂本拓真は、他プレイヤーから『魔王』と呼ばれるほど圧倒的な強さを誇っていた。ある日、彼はゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまう。そこには「私こそが召喚主」と言い張る少女が2人いた。拓真は彼女たちから召喚獣用の奴隷化魔術をかけられる―しかし固有能力“魔術反射”発動!奴隷と化したのは少女たちだった!困惑する拓真。彼は最強の魔術師だが、コミュ力が絶無なのだ。悩んで放った一言はゲーム内で使っていた魔王ロールプレイで!?「俺がすごいだと?当然だ。我はディアヴロ…魔王と怖れられし者ぞ!」やがて世界を震撼させる魔王(演技)が絶対的な強さで突き進む異世界冒険譚、開幕!

まぁテンプレテンプレテンプレの塊なのだけれども、なんも考えずに読めるのでそこそこは楽しめた。直前に読んだお兄様が俺tueeee!してくれなかったので俺tueeee!に飢えていたからだとも言える。
死体を操る魔法で自爆テロを敢行させるという残酷な計画を企てた魔法師・顧傑は、気配を消して日本に潜伏していた。この自爆テロ事件によって、世論が魔法師を糾弾しはじめ、人間主義の勢力が勢いづく中、十師族は黒幕の捜査を決める。十文字克人、七草真由美、一条将輝と協力して司波達也は顧傑の行方を探す。しかし、手掛かりを掴んだ達也の前に思わぬ敵が立ち塞がる。USNA軍。米軍最強の魔法師部隊スターズのナンバーツー、ベンジャミン・カノープス少佐も参戦するこの『顧傑』争奪戦は、思わぬかたちで達也を『激怒』させ…!

上中下の下巻だというのに、今回初めてお兄様が任務に失敗するわ、主要キャラの身内に死者が出るわでモヤっとしたまま終わる。
うーんこのお話には「さすおに」を求めているのであって敗北は求めていないのよ...

あと一条君の日記が1/4ぐらいあるけど、あんまりにもアホの子で可哀想になった。
いきなり魔界に召喚されてみれば―“魔王へ部下、貸します。勇者”―やられた!あの勇者め…!かくして任命されたお仕事は、魔王の娘さんの家庭教師。しかも、その猶予は…ええっ!?た、たったの二週間!?魔王の美しくも恐ろしき六人の娘たち、その第三王女にして跳ねっ返りな蜘蛛女・サフィール。人間界にて開催される舞踏会で彼女が無事デビューを飾らなければ、魔界を虎視耽々と狙う人間界との、最終戦争が勃発する…!かくして魔界の、そして人類の存亡をかけた社交界デビューを成功へ導くため、魔物な姫君たちとの秘密のレッスンが始まる!強制召喚から始まる家庭教師ファンタジー、開幕!

腰療養中で横にならざるを得ないときに暇つぶしで積みの中からチョイスしてみたのだが、それを後悔するぐらいつまらんかった...
学園都市で、大人気となった次世代競技がある。実際の街並みに出現する巨大なバーチャロイドで行う格闘戦。その正式名称は『電脳戦機バーチャロン』。超能力者だろうが無能力者だろうが、テクニックさえあれば誰もが対等に渡り合えるため、学園都市の生徒間で爆発的に広まっていった。白の意匠でカスタマイズされたバル・バドスを専用機とするインデックスと、初期装備テムジン機の上条当麻がバトルを開始したその日。「凛鈴。富良科凛鈴です。私はリリナではありません…むにゃ…」寝不足気味の少女が学園都市に降り立った。そして、上条は遭遇する。通常のバーチャロンでは起きてはならない未曾有のアクシデントに。

バーチャはプラモはちょっと作るけど実際プレイしたことはほとんど無く(友人宅に行ったときぐらい)ストーリーもスパロボ参戦時のおぼろげなことしか知らないドニワカだけども充分に楽しめた。

まー内容とかレビューは以下見たほうが早いかも
http://blog.livedoor.jp/robosoku/archives/48804549.html

どうやらコミック化・ゲーム化・プラモ化にも「期待」だそうなので
http://hobby.dengeki.com/news/203382/
特にプラモ化に期待しつつ。
新しい年を迎えた一月。精霊たちとの賑やかな初詣。新学期が始まった来禅高校。高校生、五河士道にとって当たり前の平穏な日常は、宇宙から飛来した隕石によってまたも壊される。「―私たちも初めて確認する精霊よ」宇宙に漂う第10の精霊、星宮六喰の手によって―。地球から宇宙への通信映像によって会話を試みる士道だが…。『うぬの偽善に巻き込まれるのは迷惑じゃ。二度とむくの前に現れるでない』これまでにない強い拒絶を受けてしまう。心に鍵を掛けて、感情を閉ざした精霊の内なる想いを引き出すため、デートして、デレさせろ!?

ようやく1から10までの数字のヒロインが出揃ったけど、やはり10+αなヒロインは多すぎだよなぁと思う。
てゆーか貸してくれるP君が忘れんぼさんなので7の子や2の人の話を読んでないんだけど、それでも大丈夫な辺りが。
痣城剣八、シエン、そしてピカロの目的は「仮面の女」ロカだった。彼らの前に立ちふさがる十一番隊。4者の戦いは渦を巻き、舞台は空座町へ…!!最新鋭の軍事兵器と斬魄刀が交差する戦火の中、ドン・観音寺はロカを守るため、石田雨竜と共に愛車「ジャンヌダルク」を駆る!成田良悟が描く、狭間の物語、後編

上巻の倍近い厚さにまずたじろいだ。

バトル描写や敵のチートっぷりが小気味良いので引っかかることなくスラスラ読める。場面転換が多いのもこの場合はスピーディさに繋がっていて良い。

あれほどの敵がその程度のキャラ&手段でやられてしまってよいのか?と思うところはあったが、そこは個人の感性に掛かってくるので何とも。

各キャラの顛末や後日談も含めて読後感は非常に爽やか。アレの成長後とか本編に出てこないかな...

新任巡査

2016年6月7日 読書
平凡だけど心優しい、キラキラネームの上原ライト。首席の女警でいつも能面、歩くパソコンこと内田アキラ。警察学校で大きな差のついた新任巡査ふたりは、ターミナル駅の東と西で、人生初の交番勤務を始める―朝から次の朝まで、24時間の泊まり勤務。ライトは生き残ることができるのか。アキラはやっぱり優秀なのか。ふたりを襲う、あまりにも過酷な試練と陰謀とは?

ああやっぱり警察小説なのね...とちょっとガックリ来たけど、まぁそれはそれで面白いので。ただやっぱり前半は冗長。
空座町に現れた、仮面をつけた謎の女…。彼女をさまよう霊魂として成仏させようとしたドン・観音寺だったが、その出会いが観音寺を「十一番隊」、「群体の破面」、反乱を起こした「八代目剣八」、「死んだはずの十刃らしき男」の争いに巻きこむことに…!!黒崎一護が力を失った空白の期間を埋める、狭間の物語、前編。

某所で「十刃最強は小説版に出てくるザエルアポロ」とかいう記述を見て唐突に読んで確かめたくなって。
読んでて「あれ?全然話が終わる気配が無いな」と思ったら前後編なのね...



*「バッカーノ!」「デュラララ」の成田良悟だけあって場面転換が頻繁、んで視点も頻繁に変わる。登場人物が多い鰤にはピッタリ。
発売当初に言われた「本編の矛盾点をフォロー」は前編だけだとあまり無い、っていうか言われないと気にしないような矛盾点ばっかだしねぇ。
世界中の魔法師が注目する師族会議は、何者かによる自爆テロによって幕を下ろした。この残酷な計画は、死体を操る魔法によって引き起こされていた。使用された魔法を手がかりに、黒幕を追う達也。そして、「四葉家の司波達也殿がお前と同様、十文字殿の下で捜索に加わる。将輝、意地を見せろよ」そう一条剛毅に発破をかけられた将輝は、『テロの黒幕』捜査メンバーである達也に対抗するように東京へ向かう。深雪に『婚約』を申し込んでいる彼は、思い掛けない手を使って深雪にアプローチを試み…。

魔法師への一般人による差別がテーマとしてある巻のため、いつものようなお兄様の「さすがですお兄様」な展開が薄目。個人じゃどうしようもないしねぇ。
代わりに七宝君がすごく株を上げたというか美味しいとこどり。初登場の頃はあんなに小物臭くて嫌な奴全開だったなのに、作者に愛されてるんだろうか。

あと裏表紙のカーディナル・ジョージ(今回本文中に出番なし)が悲哀感出ててイイ。
警務課内に組織された、警察の罪を取り締まる監察裏部隊「警務部警務課巡回教養班=SG班」。警察内の異端児たちが、声なき者の恨みを力で晴らす。元警察キャリアの膨大な知見が凝縮された、本格監察小説!

本格監察小説かと思ったら現代版必殺仕事人だった。途中でソレに気付いてからは、主人公の名前が中村だった意味をかみしめる。

本家もそうだから仕方ないが、本書のほとんどを占めるのは事件関係者への聞き取り調査パートで、警察内部のパワハラ描写が延々と続く。つらい。おかげで監殺シーンはカタルイスなのだが、読後にちょっともやっとする。

てっきり全滅ENDかと思ったけど続きがありそうな、なさそうな。
山蔵県内で交番連続放火事件が発生。山蔵県警では犯人確保の目途が立たない中、警察庁のエリート諜報機関アサヒにタレコミが入る。それは、放火犯は警察官であり、しかも警察庁が最重要視するスパイマスター「アプリコット」の手先だという。アサヒは、アプリコット確保の好機と捉え独自に放火捜査に乗り出す。時を同じくして、密かに動き出した組織があった―警察庁長官直轄の秘密警察、通称・警察庁図書館。存在すら極秘にされたこの組織も、アプリコット排除と別の特命で動き出し…警察内スパイの黒幕は誰だ?そして、それぞれの思惑が複雑に絡み合った先に待つ衝撃の結末とは?

まほろんはどうして警察小説のほうにシフトしてしまったんだろう...これでロジック要素も完全排除されてるならば諦めもつくのに、ソコはしっかり残ったままだから未練が残る。

お話はかなりややこしい上に叙述要素も絡むので難解だが、終盤の解明パートはやっぱりまほろん。
事故死した森岡弘人だったが、気がつくと目の前には女神と名乗る美女が!!そして突然「私の世界“エターナル・マギア”に招待します」と告げられた。さらに、彼女からボーナスポイントを貰った弘人は、それをスキル『交渉術』に全振りし、上位スキル『魅了』を獲得する。すると、弘人の姿を一目見た女性達が次々にうっとりと瞳を潤ませ、彼に『授乳』をさせようと―!!スキル『魅了』から始まる超過激で鬼畜な異世界ファンタジー、ここに開幕!!

すげー頭悪い本w

なんでか未婚処女でもパラメータの「母性」が一定以上になると母乳が出るようになって、母乳を飲むとその人のスキルを継承できる...という頭悪い設定で赤ん坊に転生した主人公があの手この手で周りの女性たちからお乳を吸いまくるというニッチな性癖向けの内容になっております。

さすがに...さすがに...
美術館で警備員を務める青年・親切守。彼が警護するエリアには訪れるたび、決まってある絵の前で立ち止まる白髪の美女がいた。彼女は掟上今日子。またの名を、忘却探偵。二人は警備員と観覧客のはずだった。美術品を巡る、数々の難事件が起こるまでは―!西尾維新がおくる新ヒロインは、美人聡明、お金を愛する名探偵!

1作目は読んでいたが、2作目以降を読む前にドラマ化されてそっち見ちゃったんで「暇なときでいっか」と後回しになっていた本。

とりあえずドラマは良くできていたよねw


*んで今回読んで驚いたのが、厄介くんがリストラされて別の男が語り部兼ワトソン役になってること。やってることはドラマ版の厄介くんと変わらないんですけど。
あと犯人も違う。これはTV的にアレが犯人だとマズかったのか、それとも尺的に短いから付け足した結果そうなったのか。まー原作版だとさすがに登場人物少なすぎて推理ドラマとしてつまんないし、なるほどドラマ版のスタッフ優秀だわーとも思った。
雪のクリスマス・イヴ、霞が関。3人のテロリストが、内務省本省庁舎を占拠する!脱出も救出も、絶対に不可能。圧巻のリアリティと緊迫感で描かれた、これはあまりにも美しく凄惨な悲劇。

序盤は警察論とか政治論がダダダーーっと述べられるので読みづらい。ああ、そういやぁまほろはデビュー作天帝1巻でも音楽論で似たようなことやらかしてたなぁ...と思わず懐かしくなる。

時間が無かったので()そこらは適当に読み飛ばして、全体の1/3ぐらいで事件が起き終盤に差し掛かるところで本命の殺人事件が発生。こう見えてやっぱり本格ミステリだった。


業物語

2016年4月14日 読書
“キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードってえ名前は俺様が考えてやった”六百年ほど前、今はもう滅びた国に『うつくし姫』と呼ばれる女の子がいました。その美しさに誰もが命をささげ、彼女が歩く道は死体の山となりました…。これぞ伝説の怪異!怪異!怪異!青春は、童話のように残酷だ。

常々まぁやの忍の演技、特に「かかっ」と笑うところはもうちょっとどうにかならんのか(ぶっちゃけ下手)と思っていたのですが、まさかこんな伏線が隠されていたとはー(棒)
ていうか絶対後付けなのでちょっと祖語もあるような気もしたり。あと例の叙述トリックは何の意味があるねん。
私立指輪学園で暗躍する美少年探偵団。正規メンバーは団長・双頭院学、副団長にして生徒会長・咲口長広、番長だが料理上手の袋井満、学園一の美脚を誇る足利飆太、美術の天才・指輪創作だ。縁あって彼らと行動を共にする瞳島眉美は、ある日とんでもない落とし物を拾ってしまう。それは探偵団をライバル校に誘う『謎』だった。美学とペテンが鎬を削る、美少年シリーズ第二作!

やっぱり前作と同じく物理的にも内容的にも薄い。
新しく始まった「講談社タイガ」というレーベルなので、もしかジュブナイル向けなら文句言う筋合いも無いかな...と思ったら公式でメインターゲットは「小説偏愛者の20~30代向け」ってあってえーってなった。
それは突然訪れた。MUの精鋭をも全滅に追い込んだ大型ゲート『黄昏の門』。その前に現れた神の名は―怖血神。全ての霊異がその血を欲し、全ての霊異を斬り伏せる“対霊異資格者”にしてデイブレイカー・化野幸太。彼が探し求めてやまなかった、自らに呪わしい力を与えた「怖血神」が、全ての霊異を滅ぼすために帰ってきた。怖血神との争いの果てに、幸太の身に振りかかった呪いの意味が、ついに明かされる―そして幸太とメリアンは、全てを終わらせるための決断を下して…壊れた世界に夜明けを切り開くデイブレイク・アクション、感動の完結!

薄々わかっていたけど3巻でロケット突き抜け。
色々暖めていたんだろうなー的なキャラや展開がてんこ盛りなので伏線の消化不良は味あわずに済んだけど、それでもラスボスの主人格副人格問題は疑問が残った。1巻描写だとそうには見えなかったんだけどな...
神や悪魔、精霊―「霊異」の全てが恋焦がれる特別な血を有する少年・化野幸太。封印された「怖血神」の能力を解放した幸太は、同じく生来の姿を取り戻しかけた魔物少女・メリアンと共に、力の制御に悩む日々を過ごしていた。そんな折“対霊異資格者”としての彼に訪れたのは、古の神々からの依頼。「学府に仇なす可能性のあるものを探し出せ」その依頼を受けたが最後、幸太の前に現れるのは、最凶の魔術師コンビ、最悪の霊異犯罪者、そして―封印された最強のデイブレイカーが禁を解かれ、ついにはメリアンまでもが敵の毒牙に!?絶体絶命の状況下で、幸太が見出す活路は―少女の愛と少年の刃が、世界の夜明けを切り開く!

あいかわらずクライマックスのバトルが駆け足&描写不足なので淡々としてるっていうか流れ作業的にライバルっぽいの倒しておまけの裏ボスをライバルと共闘して倒すんで盛り上がらない。日常パート削ってでもこっちにページ割いてくれれば大分変わったろうに。

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