Fate/strange Fake(4)

2017年8月29日 読書
十三柱の英霊達が揃った瞬間から始まった『七日間限定』の聖杯戦争。スノーフィールドは一見して平穏のまま二日目の朝を迎える。だが街は静かに、しかし確実に蝕まれていた。全てを見通すクラス『ウォッチャー』を召喚した兵士の青年は、狂信者の『アサシン』と対峙し、そしてさらにもう一組の乱入者を迎える。神を憎む英霊の前には『女神』を名乗る女が現れ、機械仕掛けの『バーサーカー』による猛威が魔術工房に吹き荒れる。己の正体を求める『殺人鬼』は時計塔の麒麟児とともに、一人のか弱き少女を救うため強者へと挑む。連鎖する衝突、日常への浸食。新たな局面を迎えた各陣営の思惑はいかに。

各所でバトルが発生して面白く...はなるんだけどまだまだ序盤なので脱落者もなく、視点もめまぐるしく変わるんでブツ切り感は強い。

しかしまぁ、ウォッチャーの真名考察したり『女神』の正体がアレだったりすだけでご飯3杯は行けちゃいます。型月ファンちょろい。
学園都市の支配者に狙われた土御門元春と府蘭。上条当麻の部屋に転がり込んだ二人は、最終手段として学園都市からの脱出を試みる。しかし、緑色の手術衣を着た男は彼らを決して逃さない。その毒牙、魔術の『業』による攻撃で土御門の妹・舞夏が蝕まれてゆく。事態を打破するため、上条と土御門は、学園都市統括理事長の本拠『窓のないビル』突入を決意した。待ち受けていたのは、支配者の精神を象徴するかの如き巨大な虚無の空間。ついに、幕は開く。これより始まるのは、アレイスター=クロウリーの物語である。

久々に面白かった、というか話がかなり動いた。まっさかアレがアレになるなんて...!
ラストに出てきた人のイラストが早く見たいですねぇ。

途中トリビアっぽく挿入されるクロウリーのお茶目エピソード、禁書のクロウリーのキャラとはかけ離れてるからまさか禁書世界観でも採用されるとは思わなんだ。関俊彦ボイスで自動再生されるから破壊力も凄い。

お話もラストスパートに入った感触で、アレがラスボスなのかなぁ。ちゃんと風呂敷畳めるのか。
大熱波が去り、復旧モードの学園都市。上里翔流帰還を信じる『上里勢力』の少女たちが、自由気ままに暴れ回る!追跡のエキスパート『辿り屋』絵恋、直接戦闘を得意とする変幻自在の海賊少女の流華、ネットを駆使して大衆を操る幽霊小女の冥亞…。木原唯一に『右手』を盾にされ、上条当麻抹殺を命じられた彼女達だが、その芯は変わらない。想い人を取り戻す。その信念ゆえに突き進む。全てを賭して襲い来る少女達から逃走する上条。味方は、『上里勢力』からたった一人ついてきたUFO少女・府蘭だけだった。この劣勢状況下こそ、彼の真髄が発揮される時。さあ、上里翔流を救え。彼女達の哀しい暴走を止め、この争いに終止符を打つために。

なんていうか不愉快な描写が続くのでストレス耐性を高めるのにはもってこいというか。
あと学園都市にはもっと有能が揃っていたはずなんだけどこの展開になってからそーゆー大人がほぼ出てこない(今巻でようやっとカエル医者が出て有能アピールした)のもイラだちの元。そりゃー土御門さんもブチ切れますよ。

人外境ロマンス

2017年7月16日 読書
何もかも理想通りで、身悶えするほどキュートな恋人。でも、彼の仕事ってなんだろう???(「かわいい狙撃手」)冬のある日、その密室から、彼女はどうやって抜け出したのか。(「つめたい転校生」)大切な人を亡くした弓子が、山奥の旅館で出会ったのは―。(「うるさい双子」)さみしい少年時代に出会ったたったひとりの友達は、人を殺す妖怪だった。(「いとしいくねくね」)名探偵コンビは、冷徹なエリート刑事と…ピンクの薔薇!?(「はかない薔薇」)―最後のお話は、ないしょ、ないしょ。(「ちいさいピアニスト」)人間とあやかしたちの恋は謎的&詩的!新本格界のプリンスが贈る、不思議でせつない連作ミステリ!

作者の北山氏は物理トリックの人だからてっきりそーゆーのかと思って読んだら、怪異と人間とのラブロマンス短編集だった。あ、2編はちょっとミステリ要素あるわ。

薔薇以外はわりとポピュラーな妖怪・怪異だけど「くねくね」はこのお話で初めて知った。都市伝説に近いごく最近の怪異らしい。ムードもちょっと他の話とは異色でスリリングで楽しめた。

Fate/strange Fake (3)

2017年7月14日 読書
偽りの聖杯戦争を生贄として、本物の聖杯戦争を喚び起こす。それが黒幕たちが執り行った大掛かりな仕掛けだった。黒幕陣営が召喚せし新たなる英霊達。そして、プレラーティの雇った若き傭兵シグマが喚び出してしまった“エクストラクラス”の正体とは―。シグマはまだ知らない。彼が喚び出したモノが、英雄とも神魔の類とも表しがたい、一際異常な『現象』であるという事を。雇い主の好奇心を満たす為の要素でしかなかった彼が、最大のイレギュラーとして戦いに巻き込まれることも…。開戦の日の夜明け。スノーフィールドという歪な戦場に、全てのピースが揃おうとしていた。最後に組み上げられる絵の完成図すら、誰一人想像できぬままに。

13騎のサーヴァントとマスター(一部不明)が出そろって最高にwkwk感がピークに達した3巻。願わくばこの高揚感のままバトルロイヤル展開に突入してほしいけど。

主人公補正がかかりそうなペアが複数いるので展開が読めないのはイイところ。

Fate/strange Fake (2)

2017年6月23日 読書
冬木と呼ばれる地で語られる、どこにでもあるような噂話『蝉菜マンションの赤ずきん』。その話には、噂では語られぬ続きがあった。米国・スノーフィールドにて紡がれる、都市伝説の後日談。その怪談の主役、アヤカ・サジョウが巻き込まれたのは、生半な流言飛語などよりも遥かに荒唐無稽な―偽りだらけの聖杯戦争だった。「問おう、汝が俺のマスターか」半壊したオペラハウスの中、アヤカの前に佇むのは『セイバー』と名乗る騎士。聖杯戦争の仕掛け人たちですら与り知らぬ謎のサーヴァントの参戦により、事態は混迷を極めていく。そして、市内のカジノビルで賭博に興じるギルガメッシュは、そのとき―。

セイバーが男で、しかも「エクスカリバー」という名の宝具使うってだけで型月ファンは大混乱で興味津々になってしまうからチョロいモンですよね~俺です。プロトアーサーとももちろん違うんだけれどもマスターはアヤカ・サジョウだし(まだプロトは未読だけれども)しかもホロウの冒頭で語られた『蝉菜マンションの赤ずきん』まで拾ってくるなんて...

2巻なのでバトルはいいところで邪魔が入って中断してばっかだけどまぁしゃーない。7×2になったらどんなバトルロイヤルになるんだろう?

Fate/strange Fake (1)

2017年6月22日 読書
あらゆる願いを叶える願望機「聖杯」を求め、魔術師たちが英霊を召喚して競い合う争奪戦―聖杯戦争。日本の地で行われた第五次聖杯戦争の終結から数年、米国西部スノーフィールドにおいて次なる戦いが顕現する。―それは偽りだらけの聖杯戦争。偽りの台座に集まった魔術師と英霊達。これが偽りの聖杯戦争であると知りながら―彼らはそれでも、台座の上で踊り続ける。真偽などは彼岸の彼方。聖杯ではなく―他でもない、彼ら自身の信念を通すために。そしてその時、器に満ちるのは偽りか、真実か、それとも―。

FGOはますます盛んだし、APOもそろそろ放送開始でFate熱昂ってきたので未だ手付かずだった派生本も漁っていこうかという気になって。
成田市はデュラララの人だけどブリーチのノベライズで「作者より設定活かしてる」と評価が高いからたのしみ。



*マトモ(ルール通りという意味で)なペアがいないし、FGOに実装されてるのがAUOとエルキドゥだけで他は真名すらわからない奴らも多くて新鮮。
ただ各ペアの召喚時のあれこれ×7でほぼ終わるので、バトルは2巻以降に期待。
二〇九七年三月。南米大陸で戦略級魔法『シンクロライナー・フュージョン』が使用された。それを契機に、世界に吹き荒れる動乱の嵐が、日本にも押し寄せようとしていた。翌月。国立魔法大学付属第一高校三年生に進級した達也と深雪の元に、十文字家当主・十文字克人からの招待状が届く。十師族、師補十八家の若手を集めて、自分たちを敵視する風潮に魔法師としてどう対処すべきかを話し合う為の会議に二人を招待する正式な書状。それが達也を、更なる波乱の日々へと誘う。

基本陰謀の下準備シーンで派手なところはない。
外国魔法師のソレはともかく、魔法排斥運動のほうはラノベ的な題材にするには重過ぎるような、主人公のすーぱーぱわーでもどうにもならない感がして。

あ、今巻のハイライトは実習してるお兄様を見学してる新入生が、お兄様が高速タイピングしてるのを見てどよめくところだと個人的に確信しております。
アンダーワールドは、三百年に及ぶ争乱の果てに、ついに一つになった。どこからともなく現れた、たった一人の“ベクタの迷い子”が暗黒の神を倒し、この世界に平和をもたらしたのだ。しかし、そんな人界の中枢、白亜の塔“セントラル・カセドラル”にて―。“整合騎士見習い”へと昇進したロニエ・アラベルは、人界の最高意志決定者“代表剣士”キリトから、衝撃的な言葉を耳にする。「―いずれもう一度戦争が起きる」“アンダーワールド大戦”のその後を描いた“アリシゼーション編”最後を飾るエピソード!

18巻のアレの続きをやるのかと思ったら、ラストシーンとエピローグの間のエピソードかよっ!とまずは思った。あんだけ気になるヒキをしといてからに...

とはいえあのまま続きをやっててもその間の話は気になっただろうし、多分回想の形でどっかに長々とブチ込まれるよりは先にやっといてくれたほうがよかろうなのかも。

でも1巻で終わらないのね。
二〇九七年三月。あずさ、五十里、花音、服部、桐原、紗耶香という魔法科高校卒業生組メンバーが卒業旅行を企画していた。場所は、沖縄。折しも、雫とほのかが深雪と達也を誘った旅先―久米島沖の人工島『西果新島』竣工記念パーティーと同じだった。そして、達也と深雪も、彼らと旅先を共にする『ミッション』を課されていた。大亜連合軍を脱走した秘密工作魔法師のテロ活動の阻止。達也はこの作戦を未然に防ごうと、独立魔装大隊と合流するが…そこには、かつて敵対していた『予想外の魔法師』が同席していた。魔法科高校の卒業旅行、そして春休みのバカンスは、一筋縄ではいかない波乱の旅!

今丁度再放送で出てきた敵さん(あれ死んでなかったの?てっきりコロコロされたモンだとばっかり)が再登場して味方に。
1コ上の先輩方の卒業旅行も兼ねたエピソードで彼らの見せ場がありましたが、いくらなんでもアレは周りの大人軍人さんたち止めろよとは思いました。まぁそういう世界観なのでしょうw

順調に作中時間が経過してるのでこのペースならあと10巻位で高校卒業してしまいそうですが、そこで終わるのかな...

悲衛伝

2017年5月18日 読書
遥か宇宙から、人類救済の策を練る、十四歳の英雄・空々空と九人の仲間たち。人工衛星“悲衛”で科学と魔法の融合実験を繰り返すある日、少年の部屋に、自らを「月」だと名乗る女性が現れた。彼女は、地球対人類の戦争を停戦に持ち込むために、太陽系の惑星と人類との仲立ちを提案する。次なる『大いなる悲鳴』が予告されている今、少年は、武器も策も持たずに、戦うのではなく殺し合うのでもない、過酷極まる壮絶な話し合いに挑む。悲鳴すら聞こえない宇宙空間で、伝説はいよいよクライマックスへ―!

ゾンビとか異星人を相手にしていたはずなのにいつのまにか人間同士の内ゲバになって話が迷走するのはよくあることですが、このシリーズも1巻以来そんな感じで本筋置き去りだったのがようやく戻ってきた感じ。

ラストの展開も意外性に満ちていて、次が楽しみ。

結物語

2017年4月22日 読書
「私は何も知りませんよ。あなたが知っているんです――阿良々木警部補」
怪異譚となる前の“風説”を取り締まる、直江津署風説課で働きはじめた警察官・阿良々木暦。
町を離れた、ひたぎと翼。
二十三歳になった三人が選ぶ道と、暦が最後に伝える想いとは……?
知れば知るほど、知らないことが増えていく――これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!

永遠に、この恋心はほどけない。


ああ、阿良々木君23歳になっちゃったんだ...とそれだけで大ダメージを受ける。
ええ、まぁ...



*4つの短編からなるので、初期化物語のようにテンポよく話が進むのでダレずに読みやすい。
最後のお話は賢者の贈り物かよ!と思ったら同じ感想抱く人多数だった。
―それは千年前の契約。使徒の力を受け継ぐという使命。『英雄』と『化け物』たちの戦いを続ける遊び。『境界戦争』の中で誰もが『運命』や『生まれ』に振り回され、契約を果たすパリンクロンの計画をもはや誰も止められない。戦場でついにパリンクロンを捉えたカナミは、千年前の再来を止めるべく仇敵に戦いを挑んでいく。『世界奉還陣』の発動する戦場が紫水晶の魔力に満たされ、再び始まる第二十の試練―。「―『ああ、我こそが死罪人』『闇の理を盗むもの』―」心に宿る運命に『誓約』を果たしたその時―少年は『最深部』を暴く者となる。

またもP君に間の巻飛ばして貸されたのでワケワカラン...

そして決戦が長い。ひたすら長かった。
戦巫女のナユタと忍者のコヨミ。“アスカ・エンパイア”で仲良くなった二人の少女は、ゲーム内で不思議な法師ヤナギと出会う。その老僧侶は、とあるクエストの“謎解き”を“探偵”に依頼したいという。しかもその報酬は一〇〇万円。法外すぎる値段に驚く少女二人だが、その奇妙な依頼を受ける“探偵”も負けず劣らず奇妙な青年だった。ステータスボーナスは“運”に“全振り”―つまりバトルは最弱、しかしレアアイテムドロップ率最強のトリッキーなプレイヤーで…。最先端VRMMOの世界で、少女二人を引き連れた“胡散臭い探偵”による“謎解き”が始まる。

GGOに続くSAOスピンオフのひとつ、らしい。

ザ・シード使ってりゃテキトーなゲームでっち上げて好きに書いてもいいのかよ...と最初は思っていたが、記憶に無いだけで「アスカ・エンパイア」なるゲームはちゃんとSAO本編にも登場したらしい。心の中で申し訳ないと思う。

そして本編内容も、所々でSAO本編とリンクし進んでいく。某エピソードの某集団の名前が出たときはちょっと震えた。ずるいよその名前出すのは。

エピローグでちょっとした闇が垣間見えたり、章の合間のミニコーナーに「銀牙・流れ星銀」ネタぶっこんできたりと手堅く面白かったが、探偵さんの「運に全振り」というキャラ付けをもちょっと印象付けるエピソードなり活躍が欲しかったかも。ボス戦のあれだけじゃぁちょっと...ねぇ?

でもやりすぎるとラッキーマンとかみたいにギャグになるし難しいか。
アンダーワールド“最終負荷実験”二日目。“人界軍”最強の整合騎士ベルクーリ、スーパーアカウント・太陽神ソルスのシノンを打ち破ったガブリエルは、逃げるアリスを追う。一方、圧倒的な数の“暗黒騎士”に包囲された“人界軍”囮部隊の戦場では、アスナの奮闘、リズベットやシリカらの助力虚しく、ついに自失状態のキリトが、ラフィン・コフィンの残党“PoH”につかまってしまう。積年の恨みを晴らさんと、PoHの毒牙がキリトに迫り―瞬間。キリトのこころの中に、声が響いた。それは、共に暮らし、戦い、笑いあった彼の親友の声。たった一人の、最高の相棒の声―。ついに、キリトは復活する。アンダーワールドに生きる“すべて”を、救うために。

おーやっとアリシゼーション編完結じゃぁ。

復活したキリトくんはあっさり中韓の2万人を無力化するなどさらに俺Tueeeeeになって帰ってきた(褒めてる)
これまでの鬱憤を晴らすようにサクサクとボス倒してくれた。
そのあとのなんやかんやはちと蛇足にも感じたが、ヒースクリフさんの見せ場なんで致し方ないか。

エピローグ後の次シリーズのプロローグはなんかブっ飛んでて期待と不安が半々。
“さあ、存分に殺し合え。かつての仲間は、今は敵だ”生き残りチームから各一名が選抜され、ビトレイヤー(裏切り者)チームを結成する「特別ルール」が発動した第三回スクワッド・ジャム。優勝候補筆頭と目されていた“LPFM”からは、レンが最も戦いたくないプレイヤー、ピトフーイが選ばれてしまう…。激震が走る参加者たちをよそに、刻一刻と海へ沈むフィールド。その中央、濃い霧に隠されていた“UNKNOWN”エリアに鎮座していたのは、一隻の巨大豪華客船だった―。裏切りの銃弾が飛び交う、壮絶なバトルの結末とは!?

面白くはあるんだけど、さすがに5冊目ともなるとマンネリ感とかが出てしまってて後半の主要メンバー以外のキャラの殺し方も雑になってきている。剣同士のバトルとかも取り入れたりはしてるんだけど、それってSAOでよくね?になっちゃうし。

そころでピトさんがSAOベータ時に出会った人物は捻りもなくキリトくんなのかな?
デスゲーム“ソードアート・オンライン”に閉じ込められて二ヶ月弱。攻略の最前線であるキリトとアスナは第五層へと到達していた。迷路のような街並みと極端に森や川などの自然が少ないこの“遺跡”エリアで、二人はゲームの醍醐味でもある“遺物拾い”をこなし、アイテムやコル(お金)を稼いでいく。そしてキリトは街の地下墓地で発生する小規模な“クエスト”を提案する。アスナも賛同するが、それが彼女の不幸の始まりだった。そのクエストには、彼女がもっとも苦手とするモンスターが登場するからだ。そう、墓地といえば―。果たして、アスナは恐怖心を克服し、第五層を攻略できるのか…?

アリシゼーション編を並行して読んでいると、元気なキリトさんを楽しめるこっちのほうが正直楽しい。もはや設定的にパラレルだろうがどーでもえー。

今回は姿こそ出ないもののリズベットの影もチラついててサービスもばっちり。
―“光の巫女”アリス。闇の軍勢すべてを犠牲にしてでも、我が手中に収める。“最終負荷実験”二日目。整合騎士による命がけの奮闘により劣勢になったダークテリトリー軍は、卑劣な手段で反抗を開始する。アンダーワールドを外部から観測していた米軍傭兵・クリッターが、現実世界の人間たちを最終決戦に投入したのだ。その“本格派VRMMOゲームのベータテスター”は、五万人を超えた。闇の軍勢の増援に、絶体絶命となる人界軍。アスナ一人では到底太刀打ちできなかった。そこに、アンダーワールドで言い伝えられてきた創世の神々が舞い降りる。白く輝く太陽神ソルスと、優しく暖かい地母神テラリア。その二柱は、シノンとリーファの姿をしており…。

さすがにフラストレーション溜まり過ぎな展開で読んでてつらい。キリトさんが心神喪失してまるまる3巻だもん。
フラクライト側もどんどん人が死んでるしこれキリトさんが覚醒してもハッピーエンドにはならなさそうで。
ハルケギニアを滅亡の危機から救うため、ついに“聖地”に到達した才人たち。だが、教皇の開いた“ゲート”の先に映し出されたのは、才人の故郷…地球の姿だった。ルイズの唱える“生命”を使い、地球を奪還することこそがハルケギニアを救う唯一の方法だと語る教皇。「そんなこと、させてたまるかよ!」才人は抵抗しようと剣を取るが、“リーヴスラシル”のルーンに命を触まれ、意識を失ってしまう…。才人に残された時間はあとわずか。だが、才人を救うただ一つの方法があると教えられたルイズは…。ルイズと才人の最後の物語が、いまここに始まる―。恋と冒険の異世界ドラマティックラブコメ、堂々の完結!

318Pの展開を見たとき「え?55Pの1行空白って〇ったって意味の行間じゃなかったの?」とびっくりした。まさに行間を読みすぎた...



*まぁとにかく完結ですよ。感無量ですわ。
ラストでサイトがなんで〇〇に〇りたがるのか理解できない(サイコパス)んだけどまぁそこはそれ。エンド後の物語も想像膨らむ終わり方だったとおもいますまる。
聖女伝説が伝わる地方で結婚式中に発生した、毒殺事件。それは、同じ盃を回し飲みした八人のうち三人(+犬)だけが殺害されるという不可解なものだった。参列した中国人美女のフーリンと、才気煥発な少年探偵・八ツ星は事件の捜査に乗り出す。数多の推理と論理的否定の果て、突然、真犯人の名乗りが!?青髪の探偵・上苙は、進化した「奇蹟の実在」を証明できるのか?

前作の感想で「提示される推理の仮説の数が少ない」と書いたら今作ではこれでもかってぐらい次から次へと仮説が登場してきた。作者はエスパーか...

ただ「奇跡が起こった」というテーマにふさわしい謎だった前作に比べ、近作の謎は「奇跡が起こった」というにはショボ...地味すぎるシチュエーション。そこはいかんともしがたい。

でも1部ラストの台詞に意表を突かれ、2部のハチャメチャな展開で楽しませてもらった。3部というかエピローグはシメなんだけどどんでん返しとしては弱いというか、2部ラストの展開のほうが驚きがあった印象。

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